【紫苑S予想2020】良馬場での崩れない安定感が魅力のマジックキャッスル

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無敗の牝馬三冠馬を目指すデアリングタクトは、最終レース秋華賞へ向けたトライアルを経由せずぶっつけ本番での参戦を表明してきました。春の既存勢力が次こそ立ちはだかるのか、デアリングタクトとは未対戦の夏の上がり馬が大物食いを果たすのか、大本命馬が本番まで姿を表さないことも相まってトライアルも大きな盛り上がりを見せることとなりそうですが、今週土曜中山メインには3着までに秋華賞への優先出走権が与えられるトライアル第一戦・紫苑ステークスが開催されます。

フルゲート18頭に対して26頭もが登録してきていますが、2勝馬までは無条件で出走可能となっており、残り少ない枠を9頭の1勝馬が競い合う形となりました。

そんな紫苑ステークスで今回注目したいのが、勝ち味に遅いものの、重馬場で開催された桜花賞以外での大崩れは見られない安定株マジックキャッスルです。鞍上にはここ2戦騎乗している浜中騎手が引き続き騎乗予定となっています。

芝1200mの牝馬限定新馬戦でデビュー勝利を飾ると、続くサフラン賞、ファンタジーステークス、クイーンカップと連続2着の安定感を示すも、本番の桜花賞で12着大敗を喫し、オークスでは14番と大きく人気を落としながらも5着まで食い込んでおり、良馬場での切れある脚が魅力の一頭です。

管理する美浦・国枝厩舎としても今年の3歳春クラシックは牡馬ではサトノフラッグでも悔しい思いをしていることもあり、最後の1冠に向けて前哨戦とはいえ結果が欲しいところではないでしょうか。

1勝馬ながら収得賞金は1700万円ということで、秋華賞出走だけならば十分可能な範囲ですが、対戦相手が無敗馬デアリングタクトということで、弾みを付ける意味でもここは勝利で本番を迎えたいところですね。