米G1ケンタッキーダービーを優勝したメディーナスピリット、心臓発作で急死

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5月1日にアメリカのチャーチルダウンズ競馬場で行われたケンタッキーダービー(G1、ダ2000m)を優勝したメディーナスピリット(牡3、B.バファート厩舎)が、心臓発作により急死したことがわかった。カリフォルニア州競馬委員会(CHRB)が明らかにした。

CHRBが明かしたところによると、メディーナスピリットは6日にサンタアニタパーク競馬場で行われた調教を終える際、ゴールライン付近で崩れ落ち即死したという。現場で手当てを行った獣医師のチームによると、急死の原因はおそらく心臓関連の事象とみられると明らかにした。

メディーナスピリットはケンタッキーダービー勝利後、薬物検査で陽性が判明。これにより、バファート調教師はチャーチルダウンズ競馬場での出走を2年間禁止される処分を受けた。バファート氏はその後、皮膚炎の治療に使われる軟膏(なんこう)が陽性反応を引き起こしたと主張する声明を発表していた。

ケンタッキーダービー後は、米G1プリークネスS・3着を経て、8月に行われたリステッド競走のシェアドビリーフSを勝利。その後は、米G1・オーサムアゲインSでG1・2勝目を挙げていたが、前走の米G1ブリーダーズカップクラシック・2着がラストランとなった。

メディーナスピリットは父Protonico、母Mongolian Changa、母の父Brilliant Speedという血統。通算成績は10戦5勝。メディーナスピリット号のご冥福をお祈りします。