【弥生賞2019予想】良馬場なら一変か、メイショウテンゲン巻き返しへ

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いよいよクラシックの足音が聞こえてくる重要なステップレース「弥生賞」が行われます。昨年は、未勝利馬のヘヴィータンクが華々しいデビュー(最下位10着)を飾り、競馬界に鮮烈な印象を残すと同時に、多くの議論を巻き起こしました。制度を利用したビジネス的な使い方は個人的には好みませんが、ある意味では話題性を集めた馬でもあり、乗馬となった今弥生賞に出走したことがある乗馬として良き第二の馬生を過ごしてくれていれば幸いです。

さて、今年はそんなおかしな馬もおらず、出走馬10頭全てに出走経験があり、勝ち鞍もある弥生賞にふさわしいメンバーとなりました。少頭数なのが少々寂しいところではありますが、札幌2歳Sと東京スポーツ杯と重賞を2連勝しているニシノデイジーをはじめ、新馬、京成杯と連勝し2戦2勝で臨んできたラストドラフト、ダービー馬ワグネリアンの全弟カントル、ホープフルSで5着と好走したブレイキングトーンなど、なかなか魅力的な馬が揃いました。

その中で注目しているのは、メイショウテンゲンです。メイショウテンゲンは、ディープインパクト産駒で母馬がメイショウベルーガの良血馬。前走きさらぎ賞に出走し、5着という結果でした。重賞とは言え、8頭立ての5着ということで評価は下がってしまうかもしれませんが、そうならばむしろ今回が狙い目だと思うのです。

前走のきさらぎ賞は良馬場ながら雨が降る状況で、勝時計が1分49秒と重賞としてはかなり遅いタイムでした。勝馬が2番手の馬で、大外から追い込んできた馬が2着に食い込み、3着が逃げた馬という結果からも分かるように、基本前残りで時計の掛かる馬場が得意な馬が食い込んできたというレースでした。

メイショウテンゲンはというと、4,5番手からほぼそのままの着順となった訳ですが、レースでは伸びそうになると馬場に脚を取られているようにも見えました。あのような馬場は苦手なのでしょう。それまでのレースは4戦していずれのレースも上り時計が3位以内としっかり伸びている馬なので、伸びなかったのはやはり馬場が原因だったと言えるのではないでしょうか。

今回もあいにく当日は雨の予報となっておりますので、当日の馬場を見て最終的な判断をする必要があると思いますが、開催2週目の中山競馬場なら、今回はしっかりと伸びてくる可能性も高いと見ております。ということで、今年の弥生賞は前走馬場に泣いたメイショウテンゲンが中山で巻き返してくれると予想し、クラシック路線に名乗り出てくれることに期待したいと思います。