【メルボルンC予想2019】メールドグラース、ドラマを生むか

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5日はオーストラリア競馬の祭典「メルボルンカップ」が開催。2006年に岩田騎手がデルタブルースで優勝して以来、6頭の日本馬が挑戦しているが、二桁着順の壁を破れていない。

今年挑戦するのは前哨戦のコーフィールドカップを圧勝したメールドグラースだ。デルタブルースもコーフィールドカップ・3着から挑んで本番を制しているように、同レースを好走したことで本番への期待はさらに高まった。

ただ、デルタブルースは菊花賞やステイヤーズSなど長距離重賞の優勝経験があった。2000mを主戦場にしているメールドグラースにとって、今回最大の課題となるのが「距離」だろう。

本番のメルボルンカップはさらに4ハロン延長の3200mが舞台となる。前走で2400mのコーフィールドカップを優勝できたことは大きな好材料とはいかないまでも、期待を持たせるには十分な勝ちっぷりであった。ルーラーシップ産駒らしいスタミナとタフさがあり、初の2400mにも関わらず最後も脚色にはある程度の余裕があった。3200mをこなせるほどの確信はなく適性は未知の範囲を超えないが、ここまで来たら信じてみたいという気持ちにさせられる過程をたどっており、ドラマを楽しみたい筆者としてはここは全力で応援したい。

前走の好走もあってか現地での評価も高く、英の大手ブックメーカー・ウィリアムヒルでは1番人気に推される人気だ(11/4時点)。日本国内の販売においても、1番人気は濃厚だろう。各馬の評価が難しい海外レースということで相手選びも難解で、圧倒的人気の1番人気馬から買うとなると馬券種はかなり限られてくるが、この馬が勝った時に共に喜べるよう、単勝馬券はオッズに関わらず買っておきたい。