ミシェル騎手、日本に残って騎乗希望

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“美しすぎる女性騎手”として今話題になっているミカエル・ミシェル騎手が19日、大井競馬8Rで国内最後の騎乗を終えた。短期免許の最終日も1勝を挙げ、通算で23勝という好成績を挙げた。

日本での騎乗を終えた後はアメリカへ渡って騎乗することを検討していたというが、現在新型コロナウィルスの影響でアメリカの競馬は軒並み中止・延期となっている状況だ。また、現在日本は対象となっていないが、アメリカは先日欧州26カ国を対象に入国規制を実施するなど入国審査を強化しており、今後も検査項目がさらに厳しくなっていく可能性が高い。

こうした状況の中で渡米しても、騎乗ができない状況が続く可能性は高いだろう。本人のインスタグラムやコメントの内容を見る限りすっかり“日本大好き”になってしまったミシェル騎手としては、このまま地方競馬で継続して騎乗したいところ。

地方競馬の短期免許は1年で3ヶ月のみで、南関東では3ヶ月の期間を分割して取得することができないのが現行ルールとなっている。今回の短期免許期間は3月31日までとなっているが、地方競馬の免許の規定は年度ごと(4~3月)のため、あらためて令和2年度の免許を取得できれば、4月以降の騎乗も規定上は可能となる。

無観客競馬が続く状態で売り上げも落ちる中、話題性を提供し売り上げに大きく貢献したという点ではミシェル騎手の地方競馬に対する功績は大きい。継続して地方競馬での騎乗が可能になれば、地方競馬にとっても、ミシェル騎手にとっても、競馬ファンにとってもプラスとなりそうだ。ミシェル騎手の今後の動向と、地方競馬の対応に注目したい。