【美浦S予想2025】波乱含みの一戦、上位人気では2番人気が狙い目か?

今週日曜の中山メインレースは、芝2000mで行われる4歳以上3勝クラスの美浦ステークスです。今年は16頭立てでの開催が予定されていますが、同日に阪神競馬場で大阪杯が行われる影響もあり、乗り替わりが目立つレースとなっています。
2020年は芝1800mでの開催だったため参考外とすると、過去4年のデータでは波乱傾向が強く、2番人気の成績は【0-2-2-0】で複勝率100%と安定している一方、1番人気は【1-0-0-3】、3番人気は【0-0-1-3】と振るわず、本命サイド全体の信頼度はやや低めといえそうです。昨年こそ1番人気のキングズパレス、2番人気のコスモフリーゲンで決着しましたが、2023年には10番人気のテーオーシリウスが勝利するなど、レース傾向は読みにくいものとなっています。
馬齢別では5歳馬が4勝と圧倒しており、今年の登録馬ではシュタールヴィントが注目の1頭です。母は桜花賞馬マルセリーナという良血で、休み明け初戦ながらこのクラスで3着の実績があり、狙い目といえそうです。また、セブンマジシャンもここ2戦は4着に敗れていますが、昨年このクラスでクビ差2着の実績があり、勝ち負けが期待できる存在です。
一方、人気を集める4歳馬のミスタージーティーとレガーロデルシエロにも注目が集まります。ミスタージーティーは姉にタッチングスピーチを持ち、前走このクラスで2着。レガーロデルシエロも母が重賞勝ち馬のデアレガーロで、同じく前走2着からの参戦となります。しかし、ミスタージーティーは前走57kg、レガーロデルシエロは前走55kgだったのに対し、今回はともに58kgを背負うため、斤量増の影響がどう出るかが鍵となりそうです。データ的に見ると、危険な人気馬となる可能性もあり、慎重な見極めが求められる一戦といえそうです。