【関屋記念2020予想】ミッキーブリランテ、父をダービー馬にした岩田騎手父とのコンビで重賞初V狙う

今週の新潟競馬場では、夏のマイル名物重賞「関屋記念」が行われます。今年の出走予定馬には幻の高松宮杯馬クリノガウディーをはじめ、重賞常連の素質馬サトノアーサー、中京記念を制したメイケイダイハード、エプソムカップ4着のアンドラステと言った様々な重賞路線からの馬に加え、同じ条件で5月に行われた谷川岳ステークスの1~4着馬が揃って挑戦してくるなど、好メンバーが揃いました。

その中で、注目しているのは4歳牡馬のミッキーブリランテです。

前走の中京記念は見せ場たっぷりの5着で、2走前はリステッド競走でサマーマイルシリーズの第1戦目の米子ステークスに出走し3着でした。今回の18頭のメンバー中唯一のサマーマイル1,2戦とも出走しておりサマーマイルへの意気込みが感じられるところですが、現在ポイントで4位となっているだけに、ここはしっかり勝ってポイントを稼ぎたいところでしょう。

そんなミッキーブリランテの手綱を握るのは、今回初コンビとなる岩田康誠騎手です。岩田騎手は園田競馬のトップジョッキーから中央に転じて数々のG1を制してきましたが、ミッキーブリランテの父、ディープブリランテで2012年のダービーを制し、ダービージョッキーとなりました。ディープブリランテは、その後キングジョージに挑戦するものの屈腱炎で引退となってしまいましたが、出走全7戦全てに岩田騎手が乗っていました。

ディープブリランテのことを一番知っているジョッキーがその産駒であるミッキーブリランテに今回初騎乗となるのですから、こんなに最高の乗り替わりジョッキーはいないことでしょう。ミッキーブリランテの前走は、お父さんがダービーを勝った時のように3番手から抜け出してぎりぎりで差されてしまいました。ディープブリランテが皐月賞で同じような競馬をして3着に敗れ、その後ダービーで同じような競馬をして雪辱を果たします。その産駒であるミッキーブリランテも、最適のジョッキーとなってお父さん同様の雪辱を果たす絶好の舞台となったのです。

岩田騎手と言えば、その息子さんである岩田望来(みらい)騎手がデビュー2年目でリーディング8位と大活躍しています。関屋記念ではアンドラステに騎乗し親子対決となりますが、先週土曜日の新潟メインレースの佐渡ステークスでも親子対決が実現し、結果は岩田望来騎手が2着でお父さんは17着でした。今週は、自身が乗ってダービー馬となった馬の仔に乗って、先週とは違う結果を魅せてくれることでしょう。

ということで、関屋記念はミッキーブリランテと最強のコンビとなる岩田騎手父鞍上で初重賞、そしてサマーマイル制覇も果たしてくれることに期待したいと思います。