【マイラーズC2016予想】今年も元気いっぱいのエキストラエンド!

古馬マイル路線も安田記念(G1)に向けての始動戦が本格的に始まる季節となった。今週は京都競馬場でマイラーズカップ(G2)が行われる。今年の注目馬の1頭は3年連続の参戦になるエキストラエンド(牡7 栗東・角居勝彦厩舎)。

今年は上半期がまだ終わっていないが、今週のレースで早くも4戦目の馬。年明けの京都金杯(G3)、東京新聞杯(G3)、ダービー卿CT(G3)と7歳とは思えないぐらい元気いっぱいの馬だ。実はこのローテーションは昨年と全く同じ。

昨年は京都金杯・タイム差なしの2着、東京新聞杯・コンマ2秒差の6着、ダービー卿CT・コンマ7秒差の4着ときてマイラーズカップはコンマ2秒差の4着だった。ダービー卿CTだけちぎられてはいるが、これは勝ち馬が現マイル王者のモーリスで、この時のモーリスは2着以下に3馬身半差をつけての圧勝を飾っているため、このタイム差がついているが2着馬とのタイム差はわずかコンマ1秒差と接戦の競馬をしている。

昨年はこのローテーションで白星こそなかったが常に上位と接戦の競馬をしているだけにこの辺りのクラスであれば十分に勝負になる馬。実際、14年の京都金杯を勝っている。

今年のエキストラエンドの成績は、京都金杯・コンマ5秒差の7着、東京新聞杯・コンマ3秒差の2着、ダービー卿CT・コンマ5秒差の7着となる。

年明けの京都金杯は、1年前と違い休み明けの競馬であり着順は落としたが次走の東京新聞杯ではキッチリと巻き返して2着に好走している。

ダービー卿CTが少し難しいレースとなった。特に不利があるわけでもなく、先団からレースを進めたが4コーナー手前ではもう手応えが怪しくなりムチが入っていた。直線も手応えの割にはよく粘ったが、という形。前走の敗退は少し謎だが、今回はこの馬にとっては走り慣れた京都に戻るのはプラスとなりそう。

京都金杯で1着1回、2着1回などの成績もあり、14年のマイルチャンピオンシップ(G1)では12番人気ながら上がりメンバー中2位の34秒3の末脚でコンマ4秒差の5着にまで追い込んできている。元々、瞬発力は相当なものがあるだけに能力の衰えさえなければ今週のメンバーでも十分に好勝負は可能なはずだ。

過去2年のマイラーズカップは3着、4着。古豪・エキストラエンドの3度目の正直なるかにも注目してみたい今週のマイラーズカップだ。