【マイラーズC予想2025】混戦ムード漂うマイルG2!台頭するのはどの馬か?

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今週日曜の京都メインレースでは、芝1600mで行われるG2「マイラーズカップ」が開催。1着馬には安田記念への優先出走権が与えられる重要な前哨戦であり、今年は出走予定が10頭と少頭数の一戦となった。

このレースに3年連続出走し、2022年と2024年に勝利したソウルラッシュは、今年ドバイターフでロマンティックウォリアーを破る快挙を成し遂げたが、今回は不在。ゆえに、今年は新たなマイル戦線の主役候補の台頭に期待がかかる。

このレースは関東馬の成績が振るわない傾向にあるが、フランケル産駒の5歳牡馬レイベリングには注目したい。これまで4か月前後の休み明けで2勝を挙げており、休み明けでも能力を発揮できるタイプ。芝1400mまででの好走が目立ち、マイル戦は未知数だが、メンバー構成を考えれば伏兵として浮上しても不思議はない。今回は和田竜二騎手との新コンビで臨む。

勢いの面で注目されるのが、小倉大賞典を制して参戦するヴィクトワールピサ産駒の7歳セン馬ロングランだ。今回の出走予定馬で前走勝利を挙げているのはこの馬だけであり、連勝の勢いをそのまま持ち込めるかが焦点。ただし、戦績にはムラがあり、安定感には欠ける。過度な信頼は禁物で、岩田康誠騎手とのコンビでどこまで食い込めるかがカギとなる。

ジュンブロッサムはワールドエース産駒の6歳牡馬。ここ2戦は二桁着順と不振が続くものの、昨年の富士ステークスではソウルラッシュを下して勝利しており、実績面では登録馬中でも上位に位置する。今回の鞍上は、4戦続けて手綱を取っていた戸崎圭太騎手から、武豊騎手へ乗り替わり。栗東・友道康夫厩舎との強力タッグで巻き返しを図る。近走と比較して相手関係は楽になっており、G1戦線を見据える上でも重要な一戦となる。

ソウルラッシュ不在で混戦模様となった今年のマイラーズカップ。安田記念へ向けて、新たな主役が現れるか注目の一戦だ。