【水無月ステークス2025予想】伏兵台頭の予感?!実績馬か勢いの昇級馬か

今週日曜の阪神メインレースは、ダート1200mで行われる3歳以上オープンのハンデ戦「水無月ステークス」が開催。フルゲート16頭での開催が予定され、混戦ムード漂う注目の一戦となっている。
昇級初戦で挑むのは、ジョーカプチーノ産駒の4歳牡馬キタノズエッジ。ここ3戦で2勝・2着1回と安定した成績を残しており、引き続き古川吉洋騎手とのコンビで挑む。ハンデは手頃な55kgに設定され、阪神ダートでは1戦1勝とコース適性も申し分ない。上位人気が予想される中、オープンの壁を乗り越えられるかがポイントとなる。
トップハンデとなる58.5kgを課されているのが、モーリス産駒の6歳牡馬サンライズアムール。近2走は大敗を喫しているが、栗東ステークスやながつきステークスでの勝利経験があり、地力の高さは証明済み。実績を考えれば無視できない存在であり、ハンデと近走成績で人気を落とすようなら馬券的にも妙味を持つ。
同じく58.5kgを背負うのが、フリオーソ産駒の6歳牡馬クロジシジョー。前走のドバイ・ゴールデンシャヒーンでは世界の強豪相手に4着と健闘し、改めて能力の高さを示した。今回は約2か月ぶりの休み明けとなるが、国内オープン戦であれば力は上位。休み明けでの連対こそないが、ハンデや臨戦過程を嫌われて人気が落ちるなら、積極的に狙いたい1頭といえる。
スパイツタウン産駒の5歳牡馬マニバドラも侮れない存在。前走の京葉ステークスでは2着に好走し、今回は57.5kgのハンデで出走予定。ここ3戦は勝利こそないが、いずれも掲示板を確保しており、安定した先行力は大きな武器となる。
水無月ステークスは、実績ある重ハンデ馬と勢いのある昇級馬が揃い、力関係の見極めが勝負の分かれ目となる。展開や馬場状態も含めた総合的な判断が求められる一戦となりそうだ。