【注目新馬】未来への“望み”は“翼”よりも羽ばたくか?

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三連単の登場により万馬券という単語の重みは減りましたが、単勝での万馬券となれば話は別。穴党でなくとも一度は当ててみたいと思うのではないでしょうか。

今年のダイヤモンドステークスはミライヘノツバサが単勝325.5倍と、重賞の単勝では史上3番目となる高配当を叩き出し、記録にも記憶にも残る勝利となりました。

そんなミライヘノツバサの3歳になる半妹ミライヘノノゾミのデビューが遅ればせながら決定しました。今週土曜中山5レースに組まれている3歳未勝利戦の芝1800mにミライヘノツバサと同じ木幡巧也騎手で出走予定となっています。

父はドリームジャーニーからジャスタウェイへかわりましたが、厩舎は兄と同じ美浦・伊藤大士厩舎の管理で、牝馬ながらに500kg前後と雄大な馬体を誇っています。父ジャスタウェイは3歳時から一定の活躍をしていたものの、大舞台での勝利は古馬になってからとハーツクライ産駒らしい大成の仕方で、兄ミライヘノツバサもまた7歳にして重賞初勝利ということで、デビューが遅れて春のクラシック参戦が絶望的になったミライヘノノゾミとしても長い目で応援したい競走馬になりそうです。

直近に大ニュースのあった血統ということで上位人気が予想されますが、相手は勝ち上がっていないもののすでにデビュー済みの競馬本戦経験馬だらけのなか、さらに牡馬に混じってのデビューということで結果に繋がるかどうかはかなり厳しいところがあるのではないかと見ていますが、先々の長い活躍の可能性と、人気薄になったころには警戒しておきたい血統ということで、ひとまずデビュー戦を見届けておきたいところです。