【シリウスS予想2019】モズアトラクション、末脚生かせる舞台

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今週はハンデ重賞のシリウスステークスが土曜日阪神のメインレースで開催されます。発表されたハンデではマッスルビーチが1頭50kgと軽斤量に設定され、その他は全て54kg以上と、一見別定のような斤量設定となりました。有力馬が重くなるのがハンデ戦の宿命ではありますが、今回は斤量を原因に回避を選ぶ陣営も現れそうな設定となっているように思えます。

大混戦となりそうな今回ですが、有力馬のグリムが回避となり、エルムSの覇者のモズアトラクションに人気が集まりそうです。

ジャングルポケット産駒でダート馬というのも珍しいですが、末脚は父譲りの豪快さを誇ります。前走のエルムステークスは小回りのコースでしたが難なくこなして勝利しており、中央開始でも京都競馬場のアンタレスステークスで2着があるように、場所変わりもそこまで気にしなくてもよさそうです。札幌よりも直線が長くて広い阪神コースなら、この馬の末脚もより生かせそうです。

57.5kgと重たいハンデにはなりましたが、ダートでまだ結果の出ていないタイムフライヤーが57kg、最近勢いの落ち気味のキングズガードも57.5kgを背負わされることを考えると、他と比べて不利ということはないでしょう。

先日行われた船橋の日本テレビ盃ではクリソベリルが古馬相手に圧勝を演じており、毎年若い世代の新星が出てくるダート界ですが、モズアトラクションがベテランの遅咲きとなり秋のG1に出走出来るか、収得賞金の加算も望まれる一戦となります。