モズカッチャン引退、繁殖入り

2017年にエリザベス女王杯を勝利したモズカッチャンが、21日付けで競走馬登録を抹消し、現役を引退したことが明らかになった。21日にJRAが公式ホームページで発表した。

モズカッチャンは2016年12月に阪神でデビュー。デビュー戦は6着に敗れたが、その後は順調に勝ち上がり、デビュー5戦目で初の重賞挑戦となるフローラSに出走し、12番人気の低評価を覆して重賞初制覇を達成した。続くオークスでも6番人気ながら2着に善戦し、クラシックでも活躍した。同年の秋には秋華賞で3着に入着すると、続くエリザベス女王杯を制しG1初制覇を果たした。その後は勝ち星に恵まれなかったが、昨年の2018年は春はドバイシーマクラシック(6着)に出走し初の海外遠征も経験し、連覇を狙ったエリザベス女王杯でも3着に善戦するなど国内外のG1戦線で活躍した。

今年は始動戦であった金鯱賞に出走し、9着に敗退。この後は大阪杯を視野に入れて調整されていく予定であったが、金鯱賞後に右前浅屈腱炎が判明し、引退が決定した。今後は北海道日高町の目黒牧場で繁殖入りする予定となっている。

モズカッチャンは父ハービンジャー、母サイトディーラー、母父キングカメハメハという血統。通算成績は15戦4勝、うち重賞は2勝。モズカッチャン号、お疲れ様でした。