【阿武隈S予想2021】充実一途のモズナガレボシ、勢いそのままにオープン入り果たせるか?

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今週土曜メインレースに組まれているのは、3勝クラスの特別戦・阿武隈ステークスです。芝2000mのハンデ戦、かつ小回りの福島コースということで前走で1600mを使っている馬などの参戦も予定されており、面白いレースが期待できそうです。

ハンデ戦ということもあり波乱期待といきたいところですが、芝1800mで行われていた2019年以前も含めて、過去5年のデータでは1番人気が安定しており、ここ4年は2着以内を確保しています。2018年は6番人気のウインインスパイア、8番人気のシャドウパーティー、7番人気のクラウンレガーロの3頭で決着しており、今年も1番人気馬が馬券圏内に絡むかどうかも含めて注目したいところです。

今年は混戦模様ということもあり、当日まで1番人気馬がどの馬になるのか読みにくいところですが、安定感という意味で買いたいのが、グランプリボス産駒のモズナガレボシです。母の父クロフネということでマイル以下のほうが合いそうな配合ではありますが、現状は芝1800m以上で良さが出ており、今回は3ヶ月の休み明けの復帰初戦となります。

未勝利戦で長く苦戦が続けており、3歳の10月というギリギリの時期、8番人気で挑んだ1勝クラスでようやくの初勝利を挙げました。フロックかと思われましたが、続く1勝クラス、2勝クラスを連勝で突破し、3勝クラスに上がっても3着以内を外さない安定感をみせており、前走は阪神の御堂筋Sで豪脚を披露しての2着と充実一途となっています。

前走は西村騎手に乗り代わりとなっていましたが、初勝利のパートナーでその後も長くコンビを組んでいる菅原明良騎手が今回は騎乗予定となっています。

今年はカラテで重賞初勝利を飾っており、勢いのある若手の1人だけに、ここで勝利して夏のハンデ重賞に顔を出せるかどうか、楽しみなコンビとなっています。