【フェブラリーS予想2021】ミューチャリー×御神本騎手の地方コンビに最大のチャンス!

今週はいよいよ今年初のG1「フェブラリーステークス」が開催です。

今年は絶対的な中心馬は不在ですが、フルゲート16頭が出走してくれた中で、一昨年の覇者インティをはじめ、昨年の3着馬サンライズノヴァ、前哨戦の根岸Sの1着馬レッドルゼル、2着馬ワンダーリーデル、同じく前哨戦の東海Sを勝ったオーヴェルニュ、地方競馬所属馬で2年連続となるミューチャリーなど多種彩々なメンバーが揃いました。

その中で注目しているのは、地方競馬所属の5歳馬牡馬ミューチャリーです。ミューチャリーは、2年連続の挑戦で、昨年11着からのリベンジ戦となります。3歳時はジャパンダートダービーで3着の後、芝の重賞セントライト記念への挑戦(12着)などで活躍し、4歳時には川崎記念4着からフェブラリーステークスに出走してきました。

その後も、地方交流重賞の常連として出走しつづけ、勝てないまでも掲示板に入り続ける活躍を見せ、5歳馬となった今年も川崎記念5着からフェブラリーS参戦となりました。これだけ出走し続けながら常に上位に食い込んでいる実績は、地方競馬所属馬No1と言っても過言ではないでしょう。

昨年の経験を活かして結果を残すには最大のチャンスと言えます。デビュー以来全レースでコンビを組んでいる地方競馬のトップジョッキーである御神本騎手もまた、昨年の経験を活かして今年こそ!と虎視眈々と狙ってきているはずです。

また、ミューチャリーの距離適性も魅力です。交流重賞のほとんどである2000mのレースを見てみると、どうも距離が少し長く感じます。フェブラリーSの距離1600mというのは、むしろ最適な距離である可能性が高いと思います。

昨年はスタート直後の芝部分でついていけず、最後方にまで位置取りが悪くなった後、直線に向くとじわじわと伸びての11着でした。2回目となる今回は、人馬ともに昨年以上の競馬をしたいところです。

さらに、今回は有力馬のレッドルゼルを含めて、これまでの実績がマイルより短い距離の馬が案外多く出走してきています。このメンバー構成だとややペースも速くなりがちで、スタミナがない馬にとっては厳しい展開にもなってきます。今の馬場も差しが届きやすい傾向ということで、ミューチャリーにとってはさらにプラス要素と言えます。

ということで、今年のフェブラリーステークスは、地方所属馬であるミューチャリーにとって最大のチャンスと言えそうです。御神本騎手とのコンビで地方馬の根性を発揮し、並みいる中央所属の有力馬達を負かしてくれることに期待して応援したいと思います。2011年の2着馬フリオーソ以来10年ぶりの地方馬連対、さらには1999年のメイセイオペラ以来の22年ぶりの勝利まで期待しています。