【中日新聞杯2018予想】マイスタイル、押さえは必須

中京の荒れるハンデG3「中日新聞杯」が8日に開催。今年も如何にもG3らしいメンバーが集まったという印象があるが、中でもとくに筆者が注目しているのは逃げ馬候補のマイスタイルだ。

昨年のクラシックではダービーで逃げて4着に健闘。今夏の函館では条件戦を逃げ切り2連勝を果たし、オープン再昇級を果たした。秋は福島記念で番手から進めて2着に入線するなど今年は絶好調だ。

マイスタイルの強みは逃げを含めた「先行力」と「粘り腰」。ある程度早いペースで逃げても粘り込める先行力があり、番手からの競馬もできる。ダービーではハナを切ってスローに落として粘っての4着だったが、連勝した夏の函館ではハイペースで逃げ切り、5走前の福島民報杯と前走の福島記念では極端なハイペースを番手で進めても、しっかりと2着に粘り込めている。

近2戦はいずれも徹底して逃げるマルターズアポジーがいたため番手からとなってしまったが、今回はそのライバルも不在で、登録していた逃げ馬候補のサイモンラムセスも回避を発表。絡まれる心配のない今回は楽に逃げれるのではないだろうか。

昨年の中日新聞杯ではロードヴァンドールがスロー逃げで3着に粘っており、15年もマイネルミラノが粘って3着。過去10年の逃げ馬の成績を見ても複勝率は40.0%と高く(0-2-2-6)、逃げ馬が好走するケースが少なくない。中京の2000mは直線の上がり坂の中間からスタートするため、比較的ペースは落ち着きやすく、逃げ馬が残るケースは珍しくない。

逃げやすいメンバーに逃げやすいコースのここは、マイスタイルは絶対におさえておいたほうが良さそうだ。