【名古屋グランプリ2025予想】実績馬不在で大混戦!注目馬を徹底分析
祝日・5月6日に名古屋競馬場で行われるのが、ダート2100mで実施されるJpn2「名古屋グランプリ」である。1着賞金は4,000万円に設定されており、重賞としての格も高い。
このレースは一昨年まで12月に開催されていたが、昨年から5月に移設され、帝王賞へ向けたステップレースという位置づけになっている。また、旧名古屋競馬場では距離2500mで行われていたが、新装された現在の競馬場では2100mへと短縮されている。
歴史を振り返ると、第1回を制したのは地方馬ミツアキサイレンスだったが、それ以降は中央馬が圧倒的な成績を残しており、今年も中央勢中心の展開が予想される。
注目は、栗東・音無厩舎の解散により美浦・中館厩舎へ転厩したノットゥルノ。早くからダート重賞で頭角を現してきた一頭で、昨年のJBCクラシック5着をはじめ、名古屋大賞典2着、佐賀記念3着と安定した成績を残している。
サンライズジパングも実績上位の存在。プロキオンステークスでの復帰戦2着を皮切りに、フェブラリーステークスでも2着、前走の川崎記念は3着と、強豪相手に好走してきた。ただし、勝ち切れないレースが続いており、名古屋の小回りコースで乗りこなせるかが課題。上位人気が予想されるが、評価は分かれそうだ。
地方勢で注目を集めるのが高知競馬所属のシンメデージー。佐賀記念ではノットゥルノを抑えて2着に入り、地方馬としては久々に勝利圏内に届く実力を示した。前走・はがくれ大賞典では単勝1.2倍という圧倒的支持を集めて快勝。父は名馬コパノリッキーで、産駒としても今後が楽しみな存在である。
その他、中央勢からはダイオライト記念を制して勢いに乗るセラフィックコール、先行して崩れにくいメイショウフンジン、前走のアンタレスステークスで熱中症の影響により大敗を喫したハギノアレグリアスなどが参戦を予定している。
突出した存在がいない今回の名古屋グランプリは、どこからでもチャンスがある混戦模様の一戦となりそうだ。