【JRA中山牝馬S予想2025】逃げ馬不在、展開を見方にするのはどの馬か?

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土曜の中山メインは芝1800mで行われる4歳以上牝馬限定のハンデG3・中山牝馬ステークスが組まれています。

過去10年の勝ち馬にはG1馬こそいませんが、2023年の勝ち馬スルーセブンシーズは宝塚記念2着、凱旋門賞参戦と大きく飛躍しました。今年は昨年の勝ち馬コンクシェルが連覇を狙って参戦。ただし、昨年と異なり勢いを欠いており、人気薄が予想されるだけに、舞台設定を味方につける穴馬として注目してみるのも面白そうです。

前走の中山金杯では逃げて4着に敗れたクリスマスパレードは、2番手から抜け出す競馬で結果を出してきただけに、今回はどの位置取りで挑むのかが鍵を握ります。今回は明確な逃げ馬が不在のメンバー構成。ローズステークスでは11番人気ながら大逃げを打ち、3着に粘り込んだセキトバイーストは、前走の3勝クラスで控える競馬を試し勝利しているだけに、どの馬がハナを切るかも馬券検討の重要な要素となりそうです。

昨年と同様に、3勝クラスを勝ち上がった馬の一発にも期待がかかります。デムーロ騎手とのコンビで3戦2勝2着1回と安定した成績を残しているシランケドは、昨年10月以来の実戦となりますが、過去に4か月前後の休み明けで2勝を挙げており、鉄砲駆けも期待できます。収得賞金2400万円ではヴィクトリアマイルへの出走は厳しい状況だけに、ここでしっかり結果を残したいところでしょう。

また、昨年の紫苑ステークスではクリスマスパレードの2着、続く秋華賞でもクリスマスパレードの5着に対し6着と、わずかに及ばなかったミアネーロは、3度目の正直となるか。中山芝1800mはフラワーカップ勝利以来の舞台となるため、相性の良さを活かした走りに期待がかかります。

G1戦線へとつながる牝馬限定のハンデ戦。今年も波乱の可能性が十分にありそうです。