【中山記念2025予想】G1馬は苦戦傾向?狙うべき注目馬とは

日曜の中山メインは芝1800mのG2「中山記念」が行われます。1着馬には大阪杯への優先出走権が与えられる重要な一戦で、今年も本番を見据えた実力馬が集結。
過去10年のデータを振り返ると、G1勝ち馬の成績は芳しくなく、1勝を挙げたのみ。他のG1馬はすべて着外に敗れています。今年の該当馬は、昨年のマイルチャンピオンシップを制したソウルラッシュです。実績は申し分ありませんが、データ的には評価が難しい1頭といえそうです。
一方で、過去10年の勝ち馬のうち7頭が3番人気以内となっており、上位人気馬の信頼度は比較的高め。ただし、ここ2年は3番人気以内の馬が馬券圏外に沈んでおり、傾向の変化にも注意が必要です。
所属別の成績を見ると、関東馬が8勝、関西馬が2勝と、関東馬が圧倒的に優勢。今年は上位人気が関西馬に集中する見込みですが、穴を狙うなら関東馬に注目するのも一案です。
その関東馬の中でも、注目したいのはシックスペンス。昨年の毎日王冠を制して以来の復帰戦となります。中山芝コースでは3戦3勝と抜群の適性を誇り、唯一の敗戦は日本ダービーのみ。今年はG1制覇を目指す重要なシーズンとなるだけに、ここでの走りには大きな期待がかかります。
また、短期免許の期限が今週で終了するキング騎手は、美浦・堀厩舎のサイルーンに騎乗予定。前走のエプソムカップでは4着に敗れましたが、今回は半年以上の休養明けでの一戦。中山芝コースでは2勝を挙げており、穴馬として一考の余地があります。
さらに、強敵相手でも人気以上の走りを見せるタイムトゥヘヴンも気になる存在です。前走のマイルチャンピオンシップでは13番人気ながら7着と健闘。中山芝コースでの2勝に加え、昨年の京成杯オータムハンデでは14番人気ながら2着に好走した実績もあります。展開がハマれば、波乱の立役者となるかもしれません。
春のG1戦線を占う重要な一戦となる中山記念。データ通りG1馬が苦戦するのか、それとも新たな流れが生まれるのか、今年も注目のレースとなりそうです。