【東京スプリント予想2020】藤田菜七子✕コパノキッキング、再コンビで巻き返しなるか

2月の落馬負傷から3月に復帰を果たした藤田菜七子騎手ですが、1月までの好調を取り戻せず勝ち星が思うように伸ばせていない現状です。

勝負感が戻りきっていないのか、完治までいかないのか、はたまた馬質の問題もあるかもしれませんが、そんな藤田騎手のもとに重賞勝利の目もあるチャンスが巡ってきました。昨年1年間コンビを組み、東京盃競走やカペラステークスを勝利し、JBCスプリントもあわやのところまで肉薄したコパノキッキングと再度タッグを組むこととなりました。

前走の根岸ステークスではマーフィー騎手が騎乗し、後にフェブラリーステークスを勝利したモズアスコットの2着という結果だったコパノキッキングは、昨年1年間はオーナー曰く「自身のわがまま」により藤田騎手を指名し続けてきたものの、今年はそうはならないと発言していたこともあり、マーフィー騎手が帰国後は誰がパートナーになるかも注目されていましたが、再度藤田騎手が騎乗することとなりました。

昨年とは異なり今後も継続騎乗となるかは不透明ですが、藤田騎手にとっては他馬に申し訳ないながらも圧倒的に馬質の高い競走馬であるため、ここで結果を残すことは目先の自身の成績のみならず、今後期待馬を預けたときにきちんと仕事をこなしてくれるか、といった他の陣営にとってもアピールともなりえます。

相手関係を見ると、JRA勢の主だったメンバーでは昨年対戦して敗れているヤマニンアンプリメに武豊騎手、上がり馬のジャスティンに坂井騎手が騎乗予定。そして地方勢からも昨年JBCスプリントで勝ちを譲ることになったブルドッグボスと御神本騎手のコンビがいます。

中央競馬同様に地方競馬でも無観客開催が続いており、武豊騎手と藤田菜七子騎手が来場する大井競馬場は本来多数の動員を見込んでいたことでしょうが、多くのスポーツが開催延期、中止となっている現状でひとまず開催にこぎつけられていることに感謝をしつつ、遠くからでも声援を送っていきたいです。