【根岸S予想2016】高齢馬揃いの中プロトコルがダート界のモーリスに!

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今でも語られるブロードアピールの鬼脚追い込みが語られる根岸ステークス。直線の長いダート1400mは力もスピードもいる面白い条件です。今年もスピードと力を兼ね備えたダート路線の勇が揃いましたが、今年は例年以上に目立つのが高齢馬の出走でしょう。

前走重賞カペラSで3着に好走している10歳馬マルカフリートをはじめ、アドマイヤロイヤル、キョウエイアシュラの9歳2頭、そしてアドマイヤサガス、グレープブランデー、サトノタイガー、タールタン、レーザーパレットの8歳勢、7歳馬のシンキングマシーンを入れれば、出走の半分以上の9頭が7歳以上というメンバーとなりました。

まあ、ダート路線は息の長い活躍を見せる馬も多い訳ですが、レベルの高いGⅠ戦や地方重賞と言う訳ではなく、GⅢの根岸ステークスとなれば、勢いのある比較的若い馬にチャンスが十分あるでしょう。

そこで狙いたいのが、スクリーンヒーロー産駒のプロトコルです。スクリーンヒーロー産駒と言えば、昨年香港マイルを制しマイル路線のチャンピオンとなったモーリスや有馬記念を勝ったゴールドアクターなどとにかく連勝して一気にトップクラスに上がる血統と評価急上昇の種牡馬、産駒となっています。

でも今回ダートだし、スクリーンヒーローがジャパンカップを勝った馬だし、その親グラスワンダーだって・・・と芝馬だと思いがちですが、実はスクリーンヒーロー自体はデビュー時はダート戦で活躍していましたし、地方ではスクリーンヒーローの連勝馬というのが案外いるのです。スクリーンヒーロー産駒は、芝ダート不問なのです。

であれば、ダート界にもスクリーンヒーロー産駒の活躍馬が出てもおかしくありません。そこで今回根岸ステークスに出走するプロトコル。戦績を見ると、5走前までは1000万でも大敗するような馬だったのですが、4走前からは急に走り出したかのように4戦で3勝2着1回とパーフェクト連対でオープン入りを果たしているのです。この勢いは昨年のモーリスさながらです。モーリスが関西から関東への転厩というきっかけがありましたが、このプロトコルも5走前からブリンカーを着用し初戦こそ16着でしたがその後怒涛のパーフェクト連対ですから、ブリンカーと言うきっかけが血統の強さを発揮してきたのです。

今回高齢馬揃いの根岸ステークスは、5歳馬、スクリーンヒーロー産駒のプロトコルが世代交代を印象付けてくれる可能性は大と言えるかもしれません。そしてダート界のモーリスとなり得る馬の誕生を期待しつつ、馬券も的中していきましょう!