期待の大型新人・藤田騎手が川崎競馬場でデビューか。

昨年電撃引退をした藤田伸二騎手。その代わりというわけではないが新たな藤田騎手が今年3月デビュー予定です。その名も藤田菜七子さん。美浦・根本厩舎所属、ということで、関東圏で見られるのは個人的にはうれしい。まだデビュー前ということもあり敬称に「騎手」をつけているメディアはない模様。

なぜか生活用品のCMに抜擢されたとのことで、話題性は十分。久しぶりのJRAの女性騎手誕生ということで、期待値も大きいのかもしれません。牧原騎手がマッキーと呼ばれていたように、何かしらあだ名がつくんでしょうか。

ただ、いかんせんまだデビューもしていません。そして、模擬レースでも最終戦でやっと勝利をあげられたように、実力も今年デビューの新人の中では上位とは言い切れない面もあります。ただ、最終戦で「勝利」してしまうあたりもっている騎手、といえるのかもしれません。

毎年新人はデビュー戦は中京競馬場で乗っているイメージがあります。中央開催だとどうしても乗鞍を確保してあげられない、というのもありますね。ところが藤田さんについてはまさかまさかの川崎競馬場が初陣というニュースが入っています。地方指定交流競走のマーチスター賞(ダート1600m)にレガリアシチー(牡6歳)での出走を目指しており、オーナーサイドの了解も得ているとのこと。となると、ひなまつりデビューということで、同期より一足お先にデビューです。

そして地方競馬の特典？といえるのが「馬券に騎手名が入る」ということ。ひょっとすると単勝が売れに売れて1番人気でのデビューもありえます。果たして同期一番乗りを川崎競馬場で果たすのか。はたまた話題性のみで終わってしまうのか。美浦には岩田騎手も滞在するとのことで、戸崎騎手や蛯名騎手など、ベテランからたくさん吸収していってほしいですね技術面だけじゃなくメンタルも。