【新潟大賞典2016予想】ステイゴールド産駒の4歳馬アングライフェンが同世代実績馬を倒して重賞ウィナーになるぞ!

例年、NHKマイルの資金稼ぎレースと言いながら予想が難しいハンデ戦の新潟大賞典が日曜日のNHKマイルの数10分前に発走します。今年は昨年のダービー2着、菊花賞5着のサトノラーゼン、菊花賞6着のベルーフとかなり実績のある4歳馬の参戦によってレベルも高いメンバー構成となっています。古馬勢も、昨年の勝ち馬ダコールを初め、かなりレベルの高かったGⅡ中山記念を走ったフルーキー、サトノギャラント、復活気配のある素質馬ヒストリカルなど、なかなかのメンバーがそろいました。

そんな好メンバーの新潟大賞典で狙いたいのが、4歳馬アングライフェンです。アングライフェンは、前々走で1600万クラスのアメジストステークスを勝利しオープン入りをした後、前走中日新聞杯で初重賞に挑戦し12着に終わりました。結果だけを見ると少し壁を感じるところですが、改めて前走のレースっぷりを見てみると実は着順ほど悪くなかったことがわかります。タイム的に中日新聞杯を勝ったサトノノブレスとは0.3秒差しかありませんでしたし、今回アングライフェンと同じように中日新聞杯に出走したヒストリカル(9着)やショウナンバッハ(11着)とは着順は負けていますが、タイム差は0でした。ヒストリカルもショウナンバッハも重賞で馬券圏内に入ったことのある実力馬ですから、それら実力馬に初重賞で差のない競馬が出来たことが大きいのです。しかも、その実力馬2頭が外を回して存分に末脚を出したのと比べ、アングライフェンが真ん中付近で揉まれながらじわじわ伸びてきた感じでは、同じ条件での追い比べなら引けは取らなかった可能性が高いのです。

そして今回は中京競馬場よりももっと広くて追い比べになる新潟競馬場です。それならば、アングライフェンがこれら実力馬達以上の成績を上げる可能性は大と言えます。さらに、新潟競馬場というのはステイゴールド産駒が特に中距離において妙に走る競馬場の1つなのです。昨年13番人気で2着に食い込んだナカヤマナイトがステイゴールド産駒でしたし、今回出走するマイネルミラノもステイゴールド産駒ですが、昨年9月の新潟2000mの新潟記念で2着と好走しています。血統的にもステイゴールド産駒のアングライフェンは新潟大賞典で好走する要素があるのです。

あとは、同じ4歳馬で実績のあるサトノラーゼンやベルーフとの比較となる訳ですが、アングライフェンのハンデが55kg、ベルーフ56kg、サトノラーゼン57kgと実績的にはハンデは不利な感じもします。しかし、昨年の10月25日ベルーフとサトノラーゼンが菊花賞に出走し57kgの斤量だった同じ日にアングライフェンは1000万の北野特別に出走し55kgで快勝しました。あの頃は、まだ格が違ったでしょう4歳馬3頭がこの新潟記念で一緒のレースに走るのです。オープンに上がり格の肩を並べたアングライフェンのハンデが55kgというのは、ある意味2頭との比較では同等か恵まれていると言えるような気がするのです。となれば必然的にアングライフェンが重賞ウィナーとなる可能性は十分にあるのです。

ステイゴールド産駒の4歳馬アングライフェンが新潟大賞典で重賞初勝利を飾るか!?