【仁川S予想2025】前走距離延長組が有利?データから見る注目馬と傾向

今週土曜日、阪神競馬場のメインレースでは、ダート2000mで行われる4歳以上オープンのハンデリステッド競走「仁川ステークス」が開催されます。フルゲート16頭に対し、登録馬は18頭。人気が予想されるキングカメハメハ産駒の6歳セン馬・リチュアルは、現時点で除外対象となっています。
過去5年のデータを振り返ると、逃げ・先行馬が4勝、2着2回と前に行く馬が有利な傾向が見られます。また、前走から距離を延ばしてきた馬は5勝、2着4回と好成績を収めている一方、距離を短縮して臨む馬は苦戦傾向にあります。
今年の出走予定馬の中で注目すべきは、エピファネイア産駒の5歳牡馬・ルクスフロンティア。前走はダート2100mのブラジルカップを使っており、データ的には好材料です。一方、昨年このレースで2着だったサトノアラジン産駒の6歳牡馬・ウェルカムニュースは、前走で芝3600mのステイヤーズステークスを走っており、データ上は厳しい挑戦となりそうです。
また、前走アルデバランステークス組の成績が良好で、特に3着以内に入った馬が好走する傾向があります。今年はキズナ産駒の5歳牡馬・ジューンアヲニヨシが前走3着から参戦予定。ここ2戦は2着、3着と安定した成績を残しており、阪神ダートは初参戦ながらも、2か月以上の休み明けで2勝を挙げた実績を考えると、期待できる1頭といえそうです。
一方、同じくアルデバランステークス組で4着だったモーリス産駒の5歳牡馬・ゼットリアンは、過去5年のデータでは前走4着以下の馬が連対した例がなく、厳しい戦いが予想されます。
なお、一昨年の仁川ステークスを制したメイショウフンジンは今年7歳となり、地方交流重賞・佐賀記念を勝利。ついに重賞初制覇を達成しました。毎年大物が出るレースとは限りませんが、息の長い活躍を見せる馬が今年も登場するか、注目の一戦となりそうです。