JRAが誇る短距離女王・ニシノフラワーが老衰のため死亡

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1992年の桜花賞などG1を3勝したニシノフラワーが5日、老衰のため死亡したことが明らかになった。同日、同馬を管理する西山牧場の西山茂行氏が自身のブログで明かした。31歳だった。

ニシノフラワーは1991年7月に札幌のダートでデビュー。4馬身差でデビュー戦を快勝した後、2戦目からは芝へ転身し、札幌3歳ステークスに挑んで初芝・初重賞にも関わらず3馬身半差で快勝した。その後もデイリー杯3歳ステークス、阪神3歳牝馬ステークス(現在の阪神ジュベナイルフィリーズ)を優勝し、デビューから4戦無敗でG1を制覇した。当時の西山牧場にとって開業25年目で初めてのGI優勝となり、ニシノフラワーは当年の最優秀3歳牝馬に満票で選出された。

その後も1992年の桜花賞、1992年のスプリンターズステークス、1993年のマイラーズカップなどを優勝し、スプリント~マイル重賞戦線で活躍。1992年のJRA賞では、最優秀4歳牝馬と最優秀スプリンターの2部門を受賞した。

1993年のスプリンターズステークスで3着に入線後、現役を引退。1994年1月に阪神競馬場で引退式が行われた後、生まれ故郷の西山牧場で繁殖牝馬として第二の馬生を送り、繁殖を引退後は同牧場にて功労馬として生活していた。

ニシノフラワーは父Majestic Light、母デユプリシトという血統。通算成績は16戦7勝。うち重賞6勝。ニシノフラワー号のご冥福をお祈りします。