JRA菊花賞(2020)はコントレイル鉄板?距離延長プラスの“あの馬”にも警戒

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何と言っても無敗の三冠がかかったコントレイルが注目の中心となる今年の菊花賞。今回ダービー・2着のサリオスは不在、ダービー・3着のヴェルトライゼンデがいますが、前走の神戸新聞杯でも同馬を降しており、同世代にもはや敵なしと言って良さそうです。3000mの距離は未知ですが、他馬にとっても条件は同じとなるここはコントレイル本命視で間違いないでしょう。

問題の相手ですが、シンプルに距離が伸びて良さそうな馬を狙いたいと思います。今回相手候補で最有力視しているのは、スタミナと持久力に優れたノヴェリスト産駒、ヴァルコスです。

ノヴェリストとダンスインザダークというスタミナ豊富な血統背景を持っており、過去のレースを見ても距離延長が一番プラスに働くのはこの馬であると感じます。3月のゆきやなぎ賞では早めに抜け出して後続の追撃を抑え込んで快勝し、青葉賞では向正面からポジションを上げていき、コーナーも大外を回るロングスパートをかけてクビ差の2着に好走しているので、相当のスタミナがあると言って良いでしょう。

ダービーでは14着と大敗しましたが、ラスト1Fでようやく伸びてきたという感じでエンジンがかかりきる前にレースが終わってしまった印象です。速い脚が求められるダービーは分が悪かったですが、スタミナレースの適性はメンバー1であると見ており、下り坂と平坦の京都3000mは絶好の舞台となりそうです。エンジンのかかりが遅いので仕掛けどころが重要となりそうで、ここは鞍上の三浦騎手の腕にかかるところです。前走のセントライト記念では仕掛け遅れで脚を余し気味でしたので、同じミスはしないようにという意識を強く持って臨んでくれるのではないでしょうか。

ということで今年の菊花賞は本命軸馬コントレイル、相手の最有力候補はヴァルコスという予想で勝負したいと思います。