【フェブラリーS予想】ライバル不在の「一強他弱」

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昨年12月に開催されたダートの最高峰を決定するレース「チャンピオンズカップ」で2着に入着したノンコノユメ。レースでは先に抜けだしたサンビスタに届かなかったが古馬相手に力が通用することは十分に証明できた。ダート戦で次に注目されるビッグレースは2月21日に東京で開催される「フェブラリーステークス」だが、ノンコノユメはこのフェブラリーSへ直行する予定。休み明けでも走れるこの馬にとってはさほど苦にならないローテーションだろう。

ついに世代交代か?!ノンコノユメ1強ムード

昨年は中央・交流含めた重賞レースを3連勝し、チャンピオンズカップで2着に入着、OP戦も入れると5戦連続で連対を果たしている。今ダート界で一番勢いのある馬だと言っても過言ではないだろう。フェブラリーステークスに向かうライバルとして何頭かの馬が注目されているが、チャンピオンズカップでは捕らえきれなかったサンビスタは引退し、G1・9勝という偉業を持つホッコータルマエも今年は川崎記念からドバイワールドカップへ挑戦するという目標を掲げている。他にもチャンピオンズカップでノンコノユメとクビ差の3着に惜敗したサウンドトゥルーなどがいるが、川崎記念へ向かう予定でその後は未定となっている。

このまま行けばフェブラリーステークスはノンコノユメの独壇場だ。レースを面白くさせるためにもノンコノユメ1強ムードに一石を投じる存在がほしいところ。強いてあげるとすれば昨年のフェブラリーステークスの覇者であるコパノリッキーと同レース2着馬のインカンテーションくらいだろうか。コパノリッキーは実績のある馬ではあるが近走凡走が続いているので巻き返しに期待したい。2015年の最優秀ダート馬に選ばれたこともあり、最優秀ダート馬として迎える初戦はぜひともその意地を見せてほしいところだ。インカンテーションも強い競馬をみせてきた実績者だが、昨年の6月に骨折をし、1月24日に行われる東海ステークスが約8ヶ月ぶりの復帰戦となる。仕上がり面での不安はあるが、フェブラリーステークスにつながる良いレースができれば注目したい一頭だ。

注目の馬は何頭かはいるものの、それでもノンコノユメを倒すほどの力があるかと聞かれるといささか心許ないと言わざるを得ない。今年2016年のダート重賞路線の主役はやはりこの馬を中心にまわっていくのだろうか?今年で明け4歳のノンコノユメ、チャンピオンズカップで告げられなかった世代交代を今年は告げられるか!?