【鳴尾記念2019予想】宝塚記念3着のノーブルマーズ、阪神巧者の巻き返しに注意!

阪神開催一発目の重賞「鳴尾記念」は、グランプリレースの宝塚記念の前哨戦として見逃せない一戦です。翌日行われる安田記念の資金稼ぎのためにも、ここはしっかりと当てておきたいところです。

今年は9頭と出走頭数も少なく、実力も拮抗したメンバーが集まり混戦模様といった具合です。9頭の実績を見てみますと、前走着順だけで言えば、新潟大賞典を制したメールドグラース以外の8頭は馬券圏内にも来ておらず、大敗からの巻き返しを狙う馬がほとんどです。ただ、9頭中8頭が前走距離が1800m以上ということで、2000m前後を得意とする中距離馬がしっかりと集まってきた印象です。

そんな中で今回有力視したいのは6歳牡馬のノーブルマーズです。

ノーブルマーズは今年初戦の日経新春杯で4着、2戦目の京都記念で9着とG2を連戦するも、結果を残せておりません。昨年の宝塚記念・3着以来馬券には絡めておらず、ここ1年は凡走が続いております。

昨年の宝塚記念は、12番人気の低評価を覆して3着に入着。勝ち馬はミッキーロケット、2着が香港のG1馬ワーザー、そして負かした馬の中には、ヴィブロス、サトノダイヤモンド、キセキ、ステファノスなどかなり強いメンバーが揃っておりましたので、その中での3着は特筆すべきことで、それだけノーブルマーズの地力があることの証明と言えます。

今年の鳴尾記念のメンバーで重賞タイトルホルダーは5頭。中でも、昨年京都新聞杯を優勝し、今年は中山金杯と京都記念で2着に善戦したステイフーリッシュや、昨年NHKマイルCで2着に善戦し、中日新聞杯を優勝したギベオンらが人気を集めそうです。

ノーブルマーズは重賞はまだ勝てておりませんが、目黒記念・2着、宝塚記念・3着と重賞戦線でも存在感は見せている1頭です。宝塚記念は、内有利の馬場で内から勝ち馬の後ろにつけた点など色々と嚙み合った部分も大きいですが、噛み合えば格上相手とも十分戦える1頭であることは証明済みです。内を上手く活かす競馬がこの馬の持ち味でもあり、今回も5番と悪くない枠番に入りました。阪神コースも「2-1-2-2」と得意なコースと条件は悪くありません。今回のメンバーが相手でこの条件なら、ここでの復活劇を期待する手はあると言えるでしょう。

ということで、今年の鳴尾記念は2000m前後では地力が一番ありそうなノーブルマーズの重賞初制覇に期待したいと思います。