【帝王賞2020予想】ノンコノユメ、10年ぶり地方馬の勝利となるか

中央競馬では今週、春のG1戦線を締めくくるグランプリ・宝塚記念が開催されますが、大井競馬場でもまたダートのビッグレース帝王賞が組まれています。24日(水)20時05分発走となっています。

指定交流競走の例に漏れず、今年も中央勢が強力な布陣を敷いており、その牙城を地方馬がどのように崩すのかも注目のレースとなります。

長期休養から明けて2戦目となるルヴァンスレーヴは新コンビとなるレーン騎手が騎乗します。レーン騎手は先日のカフェファラオで圧巻の勝利を見せており、再度大きな舞台で一発なるか期待したいところですが、叩き2戦目とは言え1年5ヶ月に及ぶ長期負傷休養が競走能力にどこまで影響を与え、元の怪物性をどこまで取り戻せているのかが馬券検討の鍵と言えます。

その他の有力馬では大井競馬場での安定感という点で、M.デムーロ騎手騎乗のオメガパフュームが有利に見えますが、同様に大井の大舞台で度々魅せる走りをしてきた元JRA所属ノンコノユメに今回注目してみたいと思います。

今年で8歳となるノンコノユメですが、前奏のブリリアントカップでストライクイーグルに先着を許すも2着は確保しており、まだまだ衰えていないところを見せています。

その他の中央勢を見ると、今年の川崎記念勝ち馬チュウワウィザードにルメール騎手、長岡騎手との新コンビで安定感を取り戻した7歳馬ケイティブレイブ、ルヴァンスレーヴとの新旧怪物対決も見もののクリソベリルと、例年以上に濃いメンバー構成といっても過言ではないため、実績のあるノンコノユメもこのメンバー相手では伏兵の一角となる可能性もあり、馬券妙味にも期待できます。

地方馬の勝利は2010年のフリオーソまで遡ることになり、かなり厳しい戦いを強いられそうですが、昨年も8番人気ながら3着と食い込んでいる相性のいいレースだけに、今回も注目したいですね。