コスモスだけじゃない!南関東の怪物2歳馬ミサイルマン

父ディープインパクト×母父キングカメハメハ。最近の若駒で見かける配合です。父と母父が逆もよくありますね。金子真人ホールディングス出身の種馬による配合を、わたしは勝手に金子配合と呼んでいるわけですが、そんな金子配合でも異色かつ「おお、その手があったか」という配合で誕生した大物を今日はご紹介します。

南関東・大井競馬の森下淳平厩舎所属のミサイルマンです。同じ南関東ではイギリスダービー出走すら考えているコスモスがいますが、こちらはホープフルSで芝、かつ中央勢と激突予定、ということでダートはしばらくお休みかもしれません。となると南関東のダートを背負う2歳馬最有力候補といえます。

昔香港の短距離馬でロケットマンというのがいましたが、そちらを彷彿とさせる大物です。父は惜しくも種付け中の事故で亡くなったカネヒキリ。母フジヤマサクラの父はクロフネです。

カネヒキリ×クロフネ。現役時代を両馬ともに知っている世代としては、まさにダート最強の配合ともいえます。鞍上はいつかJRA移籍もありうる南関東の有望な若手・笹川翼騎手。今年フランスに武者修行に行ったことでもニュースになった騎手です。

そんなミサイルマンですが、無傷の3連勝で大井の重賞・ハイセイコー記念を制して現在は休養中です。年明けの京浜盃から始動、とのことで南関の3冠レースを目指すようですが、いずれ中央勢とぶつかることは必至の馬。中央競馬ではエピカリスが2歳ダートの総大将ですが、挑戦状を叩きつけるに十分な力を持つ馬です。ジャパンダートダービーでぶつかることになるのか、はたまた来年秋に激突することになるのかはローテ次第ですが、これだけの大物、ぜひ広いコースで見たいものです。