【オアシスステークス予想2025】波乱含みのハンデ戦！有力馬と穴馬の見極めどころ

今週日曜の東京10レースには、ダート1600mで行われる4歳以上オープンのハンデ戦・リステッド競走「オアシスステークス」が開催。

過去5年の同レースは別定戦として実施されており、傾向が変化する可能性はあるものの、前走で東京ダートコースを使っていた馬が2勝・2着2回と好成績を収めている。今年の該当馬は、ジャスティファイ産駒の5歳牡馬ユティタムただ1頭。

昨年のこのレースを制した実績を持ち、その後のアハルテケステークスでも1番人気に支持された素質馬だ。気性面に課題があり安定感に欠けるが、今回は短期免許で初来日となるM.ディー騎手との新コンビで臨む予定。実績ある舞台での変わり身に期待がかかる。

また、昨年の2着馬ペリエールも今年の登録メンバーに名を連ねている。前走のすばるステークスでは出遅れが響いて11着に敗れたが、休み明けを一度叩かれた今回は巻き返しが見込める。

なお、過去5年の勝ち馬はすべて5番人気以内に収まっており、比較的堅めの決着が続いている。ただし、今年はハンデ戦であるため、例年以上に波乱の余地がある。性別別の成績では、牡馬が【5勝・2着3回】と圧倒的な好成績を挙げている一方で、牝馬も2度3着に食い込んでおり、いずれも人気薄だった点は見逃せない。今年は、グランプリボス産駒の4歳牝馬モズミギカタアガリが唯一の牝馬として登録。人気は控えめになりそうだが、展開次第では上位争いに加わる可能性を秘めている。

条件変更によって勢力図が大きく入れ替わる可能性がある今年のオアシスステークス。ハンデ差や展開を的確に見極め、波乱の芽を探る妙味ある一戦となる。