【日本ダービー予想2018】追い切り・調教から分析

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ダービーまで2週間をきり、徐々に高揚感が高まってきた。1週前の追い切りも揃ってくるころだが、今回は2週前追い切りを終了した馬で、個人的に評価の高かった馬をピックアップしてみた。

日本ダービー2週前追い切り考察&評価

ジャンダルム

栗東のCWコースで82.3-66.7-52.7-38.7-11.4(一杯)
キタノコマンドールともう1頭の3頭併せで、道中は前に1頭置いてジャンダルム、キタノコマンドールという並び。直線では3頭横並びの真ん中から、ジャンダルムが1馬身突き抜けて先着した。

全体時計も素晴らしい内容で、ラストも11.4秒と切れ味を発揮。皐月賞のダメージは無さそうだし、折り合いを苦にする気配は今回の追い切りにおいても見られず、好気配。キタノコマンドールに先着しており動きもこちらの方が良く見えた。

ワグネリアン

栗東のCWコースで84.4-68.7-52.9-37.8-11.9(一杯)
4歳500万下のルタンデュボヌールと4歳1000万下のインヴェクタと併せ、に0.5秒追走、0.6秒先着。6日にも追い切りを行っており、ここでもラスト11.7秒をマーク。

時計的な派手さはないが、追い切り評価としては十分好内容。今月に入ってから6ハロン一杯を何本もこなしており、乗り込み量は豊富。しっかりと負荷をかけられても状態は上向きとのことで、状態の良さが伺える。

ダノンプレミアム

栗東のCWコースで84.0-68.3-53.3-39.3-11.7(馬なり)
5歳1600万下のゼンノサーベイヤーを0.9秒追走、直線で並びかけ併入で終わった。怪我後は4月29日に坂路で追い切りを開始し、55.4秒-12秒。

全体の時計は遅いが、この馬はこれくらい珍しくない。取り付くまでが早く、ラストだけの調教といった感じだが、途中でスイッチが入って交わしに行こうとした時の勢いは目を見張るものがあった。助手が手綱を引いて抑える場面もあったので掛かる心配も出てきたが、インパクトのある動きを見せてくれたのは確か。

まとめ

以上、追い切りの評価の高かった3頭の馬を紹介させていただいた。まだ時計が出ていない馬もいるのでこれから良い馬も出てくる可能性はあるが、現時点では上記3頭が高評価。

1番人気が濃厚なダノンプレミアムは間隔があいているのでとくに注意して見ておきたいところ。この馬は掛かるのが不安材料でもあるのであまり本気追いをするとは思えないが、どれだけピッチを上げてくるのかと、掛かり具合を最終追いでも見て判断したい。

上位の一角ワグネリアンはとにかく順調。この馬だけ先に1週追い切りのことを載せるが、本日16日に77.2-62.7-49.7-36.7-11.7とかなりの好時計を叩き出している。渾身の仕上げを施してきたという感じで、馬の状態はベストコンディションに近いのではないだろうか。

ジャンダルムは皐月賞前も2週前、1週前と11秒台前半をマークし、良い終いの時計を連発していたので期待していたが、本番のレースでは出遅れて後方からとなったのが痛かった。今回も2週前の時計と内容は良いので、状態は維持できてそうだ。

ダービーまで2週間弱。レース当日を楽しみにして引き続き各馬を考察していきたいと思う。