O.マーフィー騎手が14か月間の騎乗停止、二度に渡るコロナ規定違反とアルコール検出

昨年の米ブリーダーズCディスタフを制し、3年連続でイギリスレーシングを獲得したO.マーフィー騎手が、新型コロナとアルコールの規定違反により、BHA(英国競馬統括機構)から14か月間の騎乗停止処分を受けたことが明らかになった。英競馬メディアの「Racing Post」が報じた。

BHAは現地時間22日、新型コロナウイルスのプロトコルに違反するなど複数の問題で騎乗免許を自主的に返上しているマーフィー騎手に関する司法審査会を開催。

マーフィー騎手は昨年5月のチェスター開催で行われたアルコール検査で失格、その後10月のニューマーケットでもアルコール検査で失格。昨年9月には新型コロナウイルスのプロトコル違反を犯した。二度に渡るコロナ規定違反で11ヶ月、同じく二度に渡るアルコール検査失格で100日間、合わせて14ヶ月の騎乗停止処分を受けることとなり、3万1111ポンド(約486万円)の罰金も申し渡されることとなった。

この決定にマーフィー騎手は異議をとなえておらず、処分を受け入れている。なお、マーフィー騎手は医療サポートを受けて節制に取り組むため、昨年12月に騎手免許を返上している。