【桜花賞2016有力馬】三冠の期待かかるメジャーエンブレムの初戦やいかに

いよいよ今週から2016年の牡馬・牝馬の3歳クラシックが始まる。クラシック第一弾は牝馬による桜花賞(G1)

今年、1番人気に支持されそうなのが、メジャーエンブレム(牝3 美浦・田村康仁厩舎)5戦4勝2着1回の成績で桜花賞に駒を進めてきた。

元々、阪神JF(G1)を1番人気で勝っている馬ではあるが、このレース前までは、どちらかというとあくまでも有力牝馬の1頭というムードであった。

阪神JFの600メートル通過タイムは34秒8、800メートルは46秒9の4コーナー先頭からの押し切り勝ち。自分から動いていっての競馬だから価値のある勝利だった。

その後、年明け2月のクイーンカップ(G3)では圧巻の5馬身差勝ち。クイーンカップの600メートル通過は34秒4であり、800メートルは46秒1。

同じ日の3歳未勝利のマイル戦は、600メートル34秒6の800メートルが46秒5でありペース自体は未勝利よりやや速いぐらいだが全体の時計はメジャーエンブレムが叩き出したタイムが1:32.5であり、未勝利戦は1:34.3である。この勝ちタイムがメジャーエンブレムの強さを物語っているだろう。

父がダイワメジャーに、母がキャッチータイトル、母父がオペラハウスという血統。この馬自身は現時点では長くても1800メートルまでの距離しか走ったことはないが、馬自体の能力が高いだけに同世代の3歳牝馬同士なら、桜花賞後のオークス(G1)でも見てみたい馬である。

母父のオペラハウスは欧州のステイヤー血統であり、自身の父としての産駒にはG1・7勝のテイエムオペラオーや、皐月賞・ダービーの2冠馬・メイショウサムソンがいる。ダイワメジャーの良質なスピードとオペラハウスの底力が上手く伝わっているような気もしており楽しみな馬である。

まずは1冠目の桜花賞。これだけの能力の高さを見せている馬だからマークがきつくなるのはしょうがないが、自身の能力の高さで期待通りの結果を残せるかに注目してみたい今年の桜花賞である。