【ゆりかもめ賞2020予想】ルトロヴァイユ、祖母から受け継ぐDNAを発揮できるか

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ダービー、オークスと同条件で開催される3歳1勝クラスの特別戦ゆりかもめ賞が今週日曜、東京9レースに組まれています。過去のデータを見ても、この時期この距離ということで牡馬が圧倒的な結果が出ていますが、今年登録してきた牝馬は上位人気もあるため、オークスを見据える上でも注目したいレースとなっています。

ルーラーシップ産駒のヴォリアーモは三浦皇成騎手と2戦して未勝利脱出を果たしましたが、今回はルメール騎手と初コンビとなります。そして母父にガリレオを持つディープインパクト産駒リリーピュアハートは未勝利脱出に続き福永騎手が騎乗。そして3頭目は人気こそ劣りそうですが血統面から注目してみたいエピファネイア産駒のルトロヴァイユです。

母はマンハッタンカフェ産駒のメジロシャレード、祖母はメジロドーベルといった血統背景で、今はなきメジロ牧場の貴重な牝系を受け継ぐ一頭となっています。美浦・竹内厩舎の管理馬で、デビューから4戦ともにする鞍上の吉田豊騎手は祖母メジロドーベル、母メジロシャレードと先祖代々コンビを組んできた騎手です。

オーソリティの優勝した芙蓉ステークスでは牝馬ながら2番人気と高い評価を受けましたが4着に敗れ、続く1勝クラスの前走でも末脚不発の5着ということで徐々に人気を落としてきています。

東京コースは初参戦となりますが、祖母メジロドーベルはオークス馬ということで、孫にも同じ適性が受け継がれているかも注目したいところです。

リリーピュアハートの全兄ヴァンキッシュランと、ルトロヴァイユの半兄ショウナンラグーンは青葉賞を勝利しており3歳の早い時期から活躍する下地のある血統とも言えます。牝馬が苦戦を強いられているレースですが、春の大舞台へ向けて大きなステップとなるかぜひご注目ください。