【JRA安田記念2025予想】「勢い」か「経験」か?激戦必至の春マイル王決定戦

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日曜の東京メインは芝1600mのG1「安田記念」が行われる。

注目の4歳牡馬ジャンタルマンタルは、主戦の川田将雅騎手が引き続き騎乗予定だ。昨年のNHKマイルカップを制した実績を持ち、今回は香港マイル以来の海外帰り復帰戦。古馬との対戦はまだ2戦目という点からも、取捨選択が難しい存在といえる。

そのジャンタルマンタルの評価に大きく影響を与えそうなのが、ドバイターフでロマンティックウォリアーを破った7歳馬ソウルラッシュである。父ルーラーシップの血を受け継ぎ、近走は本格化を思わせる走りを見せている。今回は浜中俊騎手との再コンビが鍵となるが、東京芝コースでの勝ち鞍がない点は懸念材料だ。

5歳牝馬ブレイディヴェーグも注目の1頭だ。東京芝コースでは3勝を挙げているが、ここ3戦は結果が出ていない。芝1600〜1800mを中心に使われてきたローテーションを維持し、エリザベス女王杯を制した実績から宝塚記念に向かう選択肢もあった中でのマイル再挑戦となる。今回は新コンビの戸崎圭太騎手の手綱さばきに注目が集まる。

テン乗りで話題となっているのが、キタサンブラック産駒の6歳牡馬ガイアフォースである。先週の日本ダービーでは同産駒のクロワデュノールが優勝しており、父の勢いも後押し材料となる。騎乗予定はNHKマイルカップでランスオブカオスに騎乗した吉村誠之助騎手。東京芝・ダートともに安定感を見せており、ここ3戦の敗戦で人気を落とす今回こそ馬券的妙味のある存在といえる。

総じて、実力馬がそろった一戦ではあるが、騎手の乗り替わりや長期休養明けの馬が多く、波乱の要素を多分に含むレースとなりそうだ。