【プリンシパルS予想2025】最後のダービーチケット争奪戦!狭き門をこじ開けるのはどの馬か?

記事「【プリンシパルS予想2025】最後のダービーチケット争奪戦!狭き門をこじ開けるのはどの馬か?」のサムネイル画像

今週日曜の東京メインは、芝2000mで行われる3歳オープンのリステッド競走「プリンシパルステークス」が開催。1着馬には日本ダービーへの優先出走権が与えられる重要な一戦だ。

ダービーとの直結性はやや薄いものの、過去には1996年の勝ち馬ダンスインザダークが、本番で1番人気に推され、フサイチコンコルドの末脚に屈して2着に好走した例がある。

近5年の傾向では、先行馬が3勝・2着2回と優勢。内枠(1枠~4枠)の馬が3勝を挙げており、枠順は予想において重要なファクターだ。今年の出走予定馬では、母にレッツゴードンキを持つフランケル産駒のアスクヴォルテージ、新種牡馬フィエールマンの産駒で前走を4馬身差で快勝したインパクトシーが内枠を引いた場合、積極的に狙うべき存在となる。

注目の一頭は、美浦・国枝厩舎が送り出すサートゥルナーリア産駒のレイニング。国枝調教師にとっては、これが最後の日本ダービー挑戦となる可能性が高く、思い入れの深い一頭だ。鞍上は新馬戦と同じく戸崎圭太騎手。母クルミナルは桜花賞2着・オークス3着の実績を持ち、父母ともにクラシック戦線で実績のある血統背景も魅力だ。

また、過去3年の勝ち馬はすべて前走で重賞に出走していた。今年は、共同通信杯で8番人気6着のショウナンマクベス、弥生賞では大敗も京都2歳Sで3着、ホープフルSで5着のクラウディアイ、さらに新馬戦勝利後に弥生賞8着だったレディネスがこの条件に該当する。いずれも前走着順から過小評価されやすく、穴馬として注目したい存在だ。

ダービー出走への最後の切符をかけた一戦。実績馬、素質馬、そして一発を狙う穴馬たちが入り混じるハイレベルな戦いが、東京芝2000mで繰り広げられる。結果次第では、ダービー本番の勢力図にも大きな影響を与えることになりそうだ。