【プロキオンS2016予想】前走秀逸の追い込みを決めたカフジテイクが重賞でも決める!

中京開催となって今年で5年目のプロキオンステークス。過去4年はいずれも3連単万馬券で1万円台から30万円台と、そこそこ荒れる重賞レースとして定着しつつあります。

過去4年の3着までに入った馬はすべてオープンまたは重賞レースを使ってきた馬ということでやはりダート重賞は実績重視という傾向があるのですが、今年に関してはその傾向が崩れそうな予感がしています。

それは、今年のプロキオンステークスで狙いたい馬がカフジテイクだからです。カフジテイクの前走は、1600万の夏至ステークスでした。過去4年の傾向からは3着以内も難しいと言えるのですが、それを覆すだけのレースっぷりをその前走で見せてくれているのです。

前走は、16頭立ての最後方から一気の追い込みを決めたのですが、まあ東京の長い直線のダートなだけに追い込みが嵌ることはあります。でもほとんどの追い込みが嵌るレースと言うのは、必然的に前崩れとなる訳なのですが、前走の夏至ステークスでは、2,3着争いをした馬が3頭いて、いずれも3コーナーで3番以内と先行した馬が上位に来ていたのです。これだけ見ると前が残れる競馬だったことになります。ところが、カフジテイクはこれら先行馬同士の上位争いをしり目に上がり34.6秒の芝のような末脚を発揮し、2着馬から1+1/4の差を広げて差し切ってしまったのです。

その前走の勝ち時計は1分23秒1と稍重の馬場を考えると特筆するほどの時計ではありません。さすがにオープンでいきなり通用するかと言うと疑問符を付ける専門家、予想家も多いかもしれませんが、カフジテイクは2走前の阪神競馬場で行われた1600万クラスの安芸ステークスで良馬場1分22秒9をマークしています。時計を縮めることは十分可能でしょう。

そして、その安芸ステークスの勝馬は、今回のプロキオンステークスでも穴人気しそうなダノングッドです。カフジテイクは、安芸ステークスで4着ながらもダノングッドとタイム差なしだったのです。ラストの直線ではカフジテイクの方が脚色も上回っていました。

さらに、今回のプロキオンステークスは快速馬ノボバカラをはじめ、ポメグラネイト、タガノトネール、ワンダーコロアールなど先行馬が揃っている点からもカフジテイクに展開が向くのは間違いなさそうです。

そうなれば、まだまだ成長過程の4歳馬カフジテイクの末脚が初重賞の今回でも嵌ることは十分考えられるのです。

前走の秀逸だった追い込みを重賞プロキオンステークスでもカフジテイクが決めてくれることでしょう。