【シンザン記念2022】“出世レース”を制すのは?終いの伸びが強烈なアノ馬だ!

記事「【シンザン記念2022】“出世レース”を制すのは?終いの伸びが強烈なアノ馬だ!」のサムネイル画像

明け3歳一発目の重賞ということで、クラシックの登竜門的なレースとしても注目しておきたいシンザン記念。まだまだキャリアの少ない馬の参戦も多く馬の評価が難しい一戦ですが、今年注目しているのはデイリー杯2歳Sで3着に好走したカワキタレブリーです。

昨年7月に函館の1200mでデビューし、函館2歳S・5着、クローバー賞・3着と夏は北海道で好走。前走のデイリー杯2歳Sでは7頭中7番人気という低評価を覆して3着に善戦しており、ここまで全てのレースで人気以上の結果を残してるなんとも馬主孝行な馬です。

とくに前走のデイリー杯2歳Sは高く評価したい一戦で、道中は先行集団から離れた中団にポジションを取り、前に馬が殺到する厳しい展開でしたが、一瞬空いた最内のコースに飛び込むと、最後は3着争いをクビ差で制し、朝日杯FS・2着のセリフォスと0.3秒差の3着に好走しました。最内を通って経済コースを通りましたが、馬場の悪いところを通ったのもこの馬だけでしたし、重賞級の能力は示していると感じます。

派手さのない地味なタイプですが、1200mから1600mまで幅広くこなし、ダートもこなせそうな力強さありの万能型ということで、ここは一番不安の少ないカワキタレブリーを中心に馬券を組んでいきたいと思います。

続いて対抗ですが、カワキタレブリーに次いで注目しているのが、前走こうやまき賞・2着のウナギノボリです。3走前のサウジアラビアRCでは4着、2走前のデイリー杯2歳Sでは7着と、ここまで重賞では結果を残せていませんが、この馬は終いの伸びが強烈です。

サウジアラビアRCでは大外を回って上がり33秒4、前走のこうやまき賞ではメンバー最速となる上がり34秒6をマークと、決め手は重賞級と言ってよいでしょう。デビュー戦からほぼ全てのレースで出遅れているので、スタートがもう少しだけ上手く出れるようなら大物に化けそうな気配もあります。

中京コースは新馬勝ちを含め2戦2連対でいずれもメンバー最速の末脚をマークと、当地における経験値はこの時期の3歳馬としては十分。出遅れ癖は懸念されますが、高い中京コース適性と一級品の瞬発力を評価し、対抗馬として有力視したいと思います。

ということで今年のシンザン記念は、本命カワキタレブリー、対抗ウナギノボリという予想で勝負したいと思います。