リアルスティールは天皇賞秋へ、急浮上したBCマイル参戦プランは断念

10月8日(日)の毎日王冠を制したリアルスティール(牡5、栗東・矢作芳人厩舎)は、今月29日(日)に東京競馬場で開催される天皇賞秋に向かうことが、同馬を管理する矢作調教師により発表されました。

毎日王冠優勝後に、アメリカ競馬の芝のマイル路線の1年を締め括る最高峰の競走であるブリーダーズカップマイル(米G1・11月4日、デルマー競馬場)も視野に入れていると矢作調教師がコメントし、急な海外遠征プラン発表に驚いたファンもいたのではないでしょうか。

しかし、10日にはほぼ天皇賞秋へ向かうことが確定したことを発表。急に浮上した海外遠征プランでしたが、すぐさま撤廃。今年のブリーダーズカップは西海岸にあるデルマー競馬場で開催されますが、これにより欧州馬の輸送距離が長くなり出走馬のレベルも下がることが予想されます。海外遠征プランが浮上した背景としては概ねこんなところですが、検疫などの準備期間を考え、厳しいと判断され断念するかたちとなったとみられます。

なお、毎日王冠を優勝した際の鞍上のM.デムーロ騎手は天皇賞秋ではサトノクラウンの想定騎手として挙がっており、天皇賞秋でのリアルスティールの鞍上は未定となっております。