【ジャパンカップ2016予想】11年ぶりの外国馬Vなるか?昨年11着のナイトフラワー、リベンジ狙う!

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第36回のジャパンカップがいよいよ今週開催。今年の春の天皇賞の覇者、北島三郎さん所有のGⅠ馬キタサンブラックが、36回だから三郎がピッタリだと言う話題もある。昨年の有馬記念馬のゴールドアクター、日本馬唯一の海外GⅠの覇者で秋の天皇賞で2着と好走したリアルスティール、今年の皐月賞馬ディーマジェスティ、おととしのダービー馬のワンアンドオンリーと言ったGⅠ馬をはじめ、今年の菊花賞でサトノダイヤモンドの2着に食い込んだレインボーライン、アルゼンチン共和国杯の覇者シュヴァルグラン、昨年のジャパンカップ2着のラストインパクトなど上り馬、伏兵陣もなかなかレベルの高い好メンバーとなりました。

こうなると近年傾向同様にやはり日本馬達が中心と言う結論となるのが当然と言えば当然なのですが…ここはあえてナイトフラワーを狙いたいのです。

昨年JC11着のナイトフラワー、昨年の雪辱を果たせるか?

ナイトフラワーは、昨年もジャパンカップに挑戦し11着に終わっています。結果だけを見れば、やはり日本馬には勝てないでしょう。となるでしょうが、レースを見ると18番の大外枠から外々を周り、あまりついていけない感じで直線に向いてインコースをついて、微妙に前が詰まって詰まっての11着でした。
まあ前が詰まる不利がなければ、4着馬からはハナ、クビ、頭、ハナ、クビ、クビ、クビ差の大接戦だっただけに5着はあったかもしれません。それでも5着か…と言えますが、東京競馬場が初めてでジャパンカップの5着だったと考えると実はかなりの適性を秘めているのです。

しかも、昨年だって差のなかった5着がサウンズオブアース、6着が今年も挑戦のイラプト、7着が同じく今年も挑戦のワンアンドオンリー、そして10着がゴールドシップだったのです。その昨年はナイトフラワーは3歳牝馬。競馬場の経験も少ない状況で競馬自体の経験も少ないながらのあの結果と考えると、昨年からの上澄みは昨年先着された馬よりも大きいでしょう。

そして、競馬は血統と言われる方も少なくないと思いますが、ナイトフラワーのお母さんは Night of Magicでそのまたお母さんはNight Teeny と言う馬なのですが、そのお父さんがプラティニと言う馬です。プラティニと言えば、有名なサッカー選手を思い出す人の方が多いとは思いますが、ベテラン競馬ファンならジャパンカップで4着に食い込んだ馬とわかる方もいらっしゃるでしょう。そう、ナイトフラワーの血統は意外に日本の馬場が合う血統だったのです。

日本馬も秋の天皇賞馬で昨年の年度代表馬モーリスは不在です。ダービー馬のマカヒキ、菊花賞馬サトノダイヤモンドも不在。ゴールドアクターやキタサンブラックも出走していますが、最強と言えるだけの馬かと言えばまだ不安が残る部分もあります。
欧州のGⅠを勝った実力は立てではないはずです。そんな馬がドイツとは言え欧州のGⅠを勝ってジャパンカップに2度目のチャレンジをしてきたのです。週末の雨予想で微妙に時計が掛かりそうだと言うのも欧州馬には有利に働く可能性があります。

近年は好走率が低くデータ的には割引対象になりがちな外国馬ですが、今年のジャパンカップはドイツ馬ナイトフラワーが雪辱を果たす可能性が意外なほど高かったりするのです。