【ユニコーンS予想2017】リエノテソーロ、3歳ダート戦線なら中心の一頭!

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18日(日)の東京メインはユニコーンSが開催されます。例年堅実な決着が続く3歳世代最初のダート重賞で、近年は勝ち馬の多くがG1馬へと飛躍している砂の登竜門的なレースです。

今年とくに人気を集めそうなのはリエノテソーロ。なんと今年のNHKマイルC(G1、東京・芝1600m)で2着に入着している芝G1の連対馬です。昨年12月に全日本2歳優駿(指定G1、川崎・ダ1600m)を優勝し、今年はアネモネS(OP、中山・芝1600m)から始動。そして続くNHKマイルCでは勝ち馬アエロリットの0.2秒差の2着に入着。芝でもダートでも頂点を争ってきている経歴があり、G1の舞台での活躍や強いライバルとの対戦歴からもここは勝ち負け必須と見て間違いないでしょう。

やはり主戦場はダートか?6ヶ月ぶりとなるが、3歳ダート戦線なら中心の一頭!

ユニコーンSは東京のダート1600mで開催。約6ヶ月ぶりとなる久々のダート戦ということで、まずは最後に走ったダート戦の全日本2歳優駿を参考にしたいと思います。

川崎競馬場はコーナーがキツく、コーナーの度に減速してはまた加速するという加減速ができる器用さが求められます。川崎のコースはかなりトリッキーですから東京で好走する材料となるかはわかりませんが、リエノテソーロはギアチェンジもうまく、直線でも序盤から一気に加速し、最後は独走の完勝でした。厳しめの流れの消耗戦でも最後の直線ではしっかり加速ができていた点も高評価です。

そして前走のNHKマイルCでは不良馬場だった川崎とは打って変わって高速馬場。ペースは平均ペースで、リエノテソーロは控えて好位の中目から進めていきます。勝ち馬アエロリットを目標にして3~4コーナーでも後ろをマーク。コーナーで息が入って直線でそとに持ち出してからはしっかりと伸びましたが、最後はアエロリットに離され2着。それでも、芝マイル路線でも強いメンバーを相手に2着にたがわぬ実力を見せてくれました。

前走のNHKマイルCは強い競馬を見せてくれましたが、ダートへ繋がるような一戦ではないですし、全日本2歳優駿も同じダート戦とは言え今回のユニコーンSへは繋がりにくい内容ですから、正直人気するなら危険な一頭かもしれないとも感じておりました。

ただ、まだ底を見せていないこともありますし、大きな弱点もなくメンバー的には上位は確実。同馬を管理する武井亮調教師も「芝のG1で2着の底力はあるが、ダートの方がよりいい」と自信たっぷりのコメントを残していることからも、やはり主役はこの馬で間違いないような気がします。