【六甲ステークス2025予想】2年連続波乱が続く波乱レース、今年も人気馬総崩れに要警戒!

今週日曜の阪神メインレースは、芝1600mで行われる4歳以上オープンのリステッド競走・六甲ステークス。今年は12頭立ての小頭数での開催となる。
過去5年のデータを振り返ると、脚質による有利不利は見られず、先行・差し・追い込みと幅広い脚質の馬が勝利を収めている。一方、人気別の成績をみると、1番人気馬は2着には入るものの未勝利で、2番人気馬が1勝、3番人気馬はすべて馬券圏外。特に昨年は9番人気のボルザコフスキー、12番人気のワールドウインズ、8番人気のドロップオブライトで決着し、3連単は100万円超えの大波乱となった。2023年も7番人気のサヴァ、4番人気のオニャンコポン、13番人気のザイツィンガーで決着しており、2年連続で上位人気馬が馬券圏外となる波乱の結果が続いている。今年も伏兵の台頭を視野に入れた馬券戦略が求められる。
また、世代別成績をみると、4歳馬が2勝、5歳馬が3勝と若い世代が好成績を収めているのに対し、6歳以上の馬は苦戦傾向。人気薄の4歳・5歳馬には注目したいところで、なかでもマインドユアビスケッツ産駒の5歳セン馬フルメタルボディーに期待がかかる。母は重賞勝ち馬のザレマという良血馬で、昨年このレースを制した吉村誠之助騎手が騎乗予定。
前走の阪急杯では18着と大敗したが、スタートでアオる不利が影響しての結果。オープン入り2戦目となる今回は、メンバーが手薄になることもあり、スタートさえ決まれば前進が見込める。2走前のトリトンステークスでは、4コーナー2番手から抜け出す競馬で勝利しており、スムーズな競馬ができれば阪神芝コースでの勝ち鞍もあることから、穴馬として一発を狙う価値は十分にある。
近年、大波乱が続いている六甲ステークス。今年も人気馬が総崩れとなるのか、それともデータを覆す結果となるのか、波乱含みの一戦に注目したい。