【目黒記念2025予想】波乱必至の最終レース!4歳の勢いか、古馬の底力か?

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日曜の東京最終レースは芝2500mのハンデG2「目黒記念」が行われる。

目黒記念はハンデ戦という特性上、毎年のように伏兵が台頭している。今年もその傾向が続く可能性は高いが、注目を集めているのは4歳勢だ。

なかでも筆頭格は、昨年の菊花賞で3着に好走したレイデオロ産駒のアドマイヤテラである。春の天皇賞では、菊花賞出走馬が上位を独占したように、昨年のクラシック組の実力が証明されている。その中で好走実績のあるアドマイヤテラには自然と期待が集まる。前走では格上挑戦でオープン勝ちを収め、内容も優秀。管理するのは、先日のオークスを制したカムニャックと同じ栗東・智道厩舎であり、勢いのある陣営のバックアップも心強い。

また、キズナ産駒の4歳牡馬サンライズソレイユも見逃せない一頭だ。栗東・矢作厩舎に所属し、坂井騎手とのコンビで出走を予定している。古馬混合の条件戦で実績を積み上げ、現在2勝クラス、3勝クラスを連勝中。勢いに乗る現状なら重賞初挑戦でも通用する下地はある。さらに、秋には海外G1メルボルンカップ参戦の可能性が報じられており、陣営の期待の大きさもうかがえる。

もう一頭の注目馬は、美浦・木村厩舎とルメール騎手のタッグで臨むスティンガーグラスだ。こちらもキズナ産駒の4歳牡馬で、ダービーに出走予定のエムズを所有するエムズレーシングの所有馬。スプリングステークス6着、セントライト記念5着とクラシック戦線では目立った成績は残せなかったが、古馬戦に転じてから2勝クラス、3勝クラスを連勝中。ここにきて本格化の兆しがある。

ただし、目黒記念において4歳馬が連対したのは、2021年のウインキートス(1着)とハートオンビート(2着)を最後に途絶えている。昨年2023年には1番人気に推されたサリエラが3着に敗れており、人気を集める4歳勢が必ずしも好走するとは限らない。今年もそのデータは軽視できず、古馬勢にも十分にチャンスがある一戦と言える。