【ステイヤーズS予想2017】11歳馬のサイモントルナーレ、6度目の出走!今年は藤田菜七子騎手とのコンビで

今週2日(土)は中山競馬場でG2「ステイヤーズステークス」が開催。3600mという長丁場で行われるこのレースに、今年は10頭のスタミナ自慢達が集結しました。

その中で一際目を引く馬が一頭おります。アルバート・・・ではございません、11歳馬のサイモントルナーレです。この馬が未勝利戦で苦戦している頃はちょうど同い年のロジユニヴァースがダービーを優勝した頃。その頃からずっと現役で走り続けているわけですから、改めて考えるとすごいことです。

ステイヤーズSは今年で6度目!今年は藤田菜七子騎手とのコンビで

6歳あたりまではダート中距離を主戦場としておりましたが、晩年は芝の長距離を中心に走ってきました。ステイヤーズステークスも今年はなんと6度目の出走と大ベテランです。しかし、初めて出走した際の6着が最高着順で、近2年は連続二桁着順に敗れております。2013年9月のオープンの丹頂ステークス以来、実に4年以上馬券に絡んでおらず、近年は人気も最低人気がお決まりとなってきたという感じです。

前走は2月に藤田菜七子騎手とのコンビでダイヤモンドステークスに出走し、最下位の14着。終始後方でほとんどレースに参加せずまわってきただけといった内容でしたが、さすがにそろそろ体に堪えてきたのか、今回は約10ヶ月の長期休養を経ての復帰戦となります。しかし、この馬は前走までは7年間3ヶ月以上間隔を空けずにレースを走ってきており、非常にタフなイメージが強い馬でもありましたので、今回珍しく長く間隔を空けているのは気がかりな点です。さらに気がかりなのは、休養中に田中清隆厩舎から加藤和宏厩舎へ転厩をしているという点です。今更なぜ転厩なのか詳しい理由は定かではありませんが、これまで無かった長期休養と転厩が走りにどういう影響を及ぼすのかは気になるところです。

馬の11歳という年齢が人間で言う何歳になるのかは分かりませんが、一般的には「馬の1歳は人の4歳に換算する」とされているようで、他にも「1年目(2歳)が人間の10歳で、以降は3歳ずつ歳をとっていく」という説もあるようです。これでいくと大体サイモントルナーレは人間でいう37~44歳あたりの年齢という計算になります。筆者の年代も当てはまるだけに、頑張って走っている姿は大きな励みになります。

今年のステイヤーズステークスは10頭と少頭数なので、10着まで出走奨励金が出る重賞ならただまわってくるだけでも賞金を手にすることはできますが、今年は出走メンバーも例年以上に手薄な印象がありますので、やはり何とかして馬券に絡んでもらいたいものです。