【三条ステークス2025予想】1番人気は安定も二桁人気馬にもチャンスあり

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今週土曜の新潟メインレースは、ダート1800mで行われる4歳以上3勝クラスの牝馬限定戦・三条ステークスです。今年はフルゲート15頭立てでの開催が予定されています。

2020年と2022年は開催がなかったため、2021年、2023年、2024年の過去3回分のデータを参考にすると、1番人気馬は2勝3着1回と安定した成績を残していますが、2番人気馬は2着1回、3番人気馬はすべて着外と、1番人気以外の信頼度はやや劣ります。

注目は荻野騎手が騎乗予定のルージュアベリアです。前走ではモレイラ騎手を背に2勝クラスを勝ち上がっており、新潟ダートでは過去2戦2勝と好相性を見せています。ただし、騎手の乗り替わりと人気の兼ね合いから、当日の単勝オッズには注意を払いたいところです。

同じく注目馬のアピーリングルックは、前走でこのクラスの1番人気に推されながら4着に敗れており、今回は佐々木騎手との新コンビで臨む予定です。新潟ダートは初参戦となりますが、左回りの東京ダートでは安定した成績を残しており、メンバー構成が軽くなる今回は陣営の勝負気配も感じられます。

一方、人気薄の馬たちにも目を向ける必要があります。過去3年で二桁人気馬が3頭も馬券に絡んでおり、今年も波乱の可能性は十分です。中でも、3勝クラスに2度出走し10着、6着と着実に前進しているメロウヴォイスは、このクラス3戦目でさらなる前進が期待される存在です。今回は柴田大知騎手とのコンビで挑む予定となっています。

所属別の傾向を見ると、全体的には関東馬と関西馬で大きな差は見られませんが、6番人気以下の馬に限れば、関西馬が1勝2着1回と健闘しているのに対し、関東馬は2着が最高となっており、穴馬を狙うのであれば関西馬から入るのがセオリーといえるかもしれません。

1番人気の安定感と、二桁人気馬の台頭が同居する波乱含みの牝馬限定戦。今年も展開ひとつで大きな波乱が起きてもおかしくない一戦となりそうです。