【三宮ステークス2025予想】4戦無敗のダブルハートボンド、オープン昇級初戦でも力を示せるか?

今週土曜、阪神競馬場のメインレースとして行われるのは、ダート1800mの3歳以上オープン・ハンデ戦「三宮ステークス」である。今年は13頭立てでの開催が予定されている。
注目馬は、ダート1800m戦を主戦場に無傷の4戦4勝を挙げている、キズナ産駒の4歳牝馬ダブルハートボンドだ。主戦の坂井騎手が今回も手綱を取る予定で、阪神ダートは初めてとなるが、ハンデは54kgとオープン初戦としては恵まれている印象だ。圧倒的な1番人気が想定される中、ここでもその実力を発揮できるかが注目される。
対抗馬として浮上するのが、コンプレクシティ産駒の3歳牡馬シンフォーエバーである。サウジダービー2着、UAEダービー4着と海外での実績は十分で、古馬との対戦でも見劣りしない。ハンデは53kgと軽く、さらに川田騎手を鞍上に迎える点も大きな魅力で、逆転の可能性を秘めた存在といえる。
5歳牡馬のサンデーファンデー(スズカコーズウェイ産駒)は、近2走で10着、8着と振るわないが、阪神ダートでは過去に2勝を挙げている実績がある。今回は松山騎手との新コンビとなり、得意舞台での巻き返しに期待がかかる。
また、ドゥラメンテ産駒の5歳牡馬タッチウッドも注目の一頭だ。初ダートとなった前走では位置取りに苦しみながらも5着に追い込み、適性の片鱗を見せた。今回は、安田記念でガイアフォースを2着に導いた吉村騎手を鞍上に迎え、ダート2戦目でのさらなる前進が期待される。キャリアは6戦と浅く、兄にノースブリッジを持つ血統背景からも、ここでの飛躍に期待がかかる。
実績馬と上がり馬が入り混じる好メンバーの一戦だけに、白熱したレースとなりそうだ。