里見治オーナーGⅠ初勝利!

何ともタイムリーな勝利だった。皐月賞3着・ダービー2着。そして秋は神戸新聞杯では辛勝だったものの、勝ちは勝ち。馬はかしこいので、しっかり競馬を教えていけば勝ったか負けたかは余程僅差の決着でないかぎりわかると言われている。菊花賞の1着賞金は1億1500万円かなりの高額賞金流石はGⅠだけの事はある。この1着賞金もそうだが、これまで、セリで高額馬を次々に競り落としてきた里見オーナー。サトノダイヤモンドも2億3000万円で競り落とした高額馬だった。

セリで高い馬を購入してもなかなかGⅠを勝てずにいた里見オーナー。菊花賞の前、マスコミには『私には馬運がありませんから』と控えめのコメント。しかし、ルメール騎手の好騎乗も見事決まってようやくGⅠオーナーの仲間入りを果たした。レース後、検量室前でサトノダイヤモンド陣営は破顔一笑。無事大役を務めたルメール騎手も勝利ジョッキーインタビューで、『更にGⅠが勝てる』と自信満々に言い放った。サトノダイヤモンドの背中を知る人物にしかその馬のポテンシャルは分からない。デビューから主戦を務めるルメール騎手だからこそ、サトノダイヤモンドの無限大の可能性を感じた事だろう。4コーナーで1頭だけ手応えが違った菊花賞。今後菊花賞馬が相性の良い有馬記念に向かうのか?ジャパンカップに向かうか?今後の動向に注目が集まる。