爆買いは中国人の専売特許ではない?悲願達成なるかサトノ軍団。

爆買いという言葉があります。基本的には来日している中国人などが大量にお買い物している姿を現すことば。ですが、競馬界、かつ日本人にもいるんですね。

ご紹介しましょう。サトノの冠でおなじみの里見治オーナー。奥さんもミエノの冠で所有馬がいます。ただそこまで高額な馬、また毎年大量に購入はしていないようです。ちなみに奥さんの馬には例外もいて、バーディバーディの弟にはバーディーイーグルとゴルフつながりで命名して冠をはずしていたりもします。

そして旦那さんのほうの里見オーナーは今年のセレクトセールでなんと合計13億円のお買い上げ。本家中国人の爆買いも真っ青のお買い物です。買った高額馬はディープインパクトの仔がやはり多い。素人からすると、活躍馬がすべて高額馬でもない金子真人さんや、零細血統・零細牧場からも掘り出し物を探してくるマイネル軍団でおなじみの岡田総帥とは一味違って、相馬眼というよりは「高額馬を上から買えばどれかクラシック勝つだろう」的に思えますが、クラシックをとるための打率で考えれば悪くはないのかもしれません。

今年の2歳馬のサトノの大将はサトノアーサーの様子。やはりディープインパクト産駒。現状ではディープインパクトかキングカメハメハの仔を持っていないとクラシックを勝利するのが難しいといえるので、高額なディープインパクトの仔を複数所有しているのは強みとはいえます。あとは馬運、あるいは馬主運と呼べるものがどこまで里見オーナーにあるのか。

ちなみに前述のサトノアーサー。夏場にデビューさせるような馬でもなさげですので、秋口以降にお披露目となりそうですが、果たして今年の2歳馬で悲願のクラシック制覇なるのか。あるいは、今年のセレクトセールで購入した馬の中からついに孝行馬が誕生するのか。

POGなどで応援している方も、あるいは「あれだけいい馬買ってもクラシック勝てないんだから」とあえてサトノの馬はPOGでは選んでいない方も、今年のセレクトセール落札馬は一味違うかもしれませんよ!