【日本ダービー2025予想】皐月賞組vs新興勢力!3歳世代の頂点に立つのはどの馬だ?
日曜の東京メインは牡馬クラシック第2弾・芝2400mのG1「日本ダービー(東京優駿)」が開催。
注目は皐月賞で圧倒的1番人気に支持されながらも、ミュージアムマイルの豪脚に屈して2着に敗れたキタサンブラック産駒のクロワデュノール。ここから再始動となる一戦であり、秋にはフランスの凱旋門賞への挑戦も視野に入れているだけに、日本の頂点で結果を出すことが必須となる。
対する皐月賞馬・ミュージアムマイルは、リオンディーズ産駒の3歳馬で、今回はモレイラ騎手からレーン騎手への乗り替わりとなる。日本ダービーでは「乗り替わりでの勝利は難しい」というジンクスがあるが、レーン騎手は昨年、タスティエーラでそのジンクスを打ち破っている。ただし、オークスでは桜花賞馬エンブロイダリーが掲示板外に沈むなど、春のG1戦線における牝馬クラシックの流れは不安定な部分も見せている。
また、皐月賞で騎乗馬がいなかった武豊騎手には、皐月賞2番人気だったキズナ産駒・サトノシャイニングへの騎乗依頼があり、こちらも乗り替わりでの出走となる。祖父ディープインパクト、父キズナに続く「三世代ダービー制覇」の偉業がかかっており、同じ騎手が三代すべてで日本ダービーを制する可能性にも大きな注目が集まる。
上位人気が予想される皐月賞組に対し、波乱を期待するなら京都新聞杯組の存在も見逃せない。勝ち馬ショウヘイにはルメール騎手、2着のエムズには戸崎圭太騎手が騎乗予定となっている。なお、2019年の日本ダービーでは、京都新聞杯2着だったロジャーバローズが12番人気で優勝し、1番人気に支持されていたサートゥルナーリアが敗れる波乱が起きた。今年も同様の展開が繰り返される可能性は十分にある。